ツイッターの偽アカウントは、思ったより危険

ツイッターの流行りに、偽アカウントがあります。偽鳩山首相だったり、偽管直人だったり、有名人がツイッターを始めるとなると、一斉にみんながフォローしまくりで、一気にフォロアが7,000名を超えることも稀ではありません。

# 幸いにして偽管直人のアカウントは削除されている(削除した?)ようで、
# 大きな問題には至りません。

しかし、偽アカウントを作ることにより、悪質な宣伝が可能なのも twitter です。

注意喚起のために、公開しておきますが、くれぐれも悪用しないように。
また、一般の方は、これを機会にフォローしっぱなしの状態を見直してください。

 

まず、twitterではアカウントは変更可能です。ホームページとなる http://twitter.com/アカウント名 は変更されてしまいますが、フォロアがタイムラインで見ている分には関係ありません。

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ここのユーザー名を変えてしまうことで、例えば「moonmile」から「tomoaki_masuda」に変更が可能です。これを利用すると、偽アカウントの大量フォロアを、宣伝に有効活用(悪用)できます。

 

手順としては、以下のような感じです。

  1. 有名人の偽アカウントを取り、相互フォロアなどで一気に5,000名強のフォロアをかき集める。
  2. 偽アカウントであることが、ばれる。
  3. 偽アカウントのフォロアは、一般人が多いため、そのままになっていることが多い。
  4. 偽アカウントを、営業アカウントに切り替える。
    5,000名のフォロアも一緒に移行される。
  5. 営業アカウントから、宣伝、フィッシング、興味の引きそうなツイートを流す。
  6. フォロアは、見知らぬアカウントから宣伝、フィッシングが来ても、あまり気にしない。
    むしろ、引っ掛かる可能性が高い。

のような手順で悪質な営業が可能です。

アカウントに対して、スパム報告すれば大丈夫、かというとそうではありません。
一度、フォローししまうとフォローしたときの自分のアカウントを相手に通知してしまうので、アカウントからホームページやメールアドレスを探し出すことが可能です。

なので、更なる悪用方法として、

  • 収集したアカウントを使って、別の営業アカウントでフォローしまくる。
    → 偽アカウントに引っ掛かりやすい人が集められる。
  • ホームページやメールアドレスから、ダイレクトメールを送りやすくなる。
  • 日常的なツイートを分析して、引っ掛かりやすい人にDM等を送りやすくなる。

ことが考えられます。

まだ、この営業方法をやっているアカウントは見掛けないので(あるのかな?)、大丈夫だと思うのですが、営業セミナーとかも多いので年末までには確実に荒れそうですね。

そんな訳で、ひとまず、有名人の偽アカウントは、即効外しておくのが無難、という話でした。

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余談ですが、元鳩山由紀夫 @motohatoyama 君は、堂々と偽アカウント、つーか、GAGアカウントですのでご安心を(笑)。リツイートによるコラージュですね。

「百頭女」マックス・エルンスト
http://www.amazon.co.jp/dp/4309461476

へのオマージュです。

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ツイッターの偽アカウントは、思ったより危険 への1件のコメント

  1. konica のコメント:

    確かに色々な意味で危険は多いですね。
    オマージュやらサンプリングという言葉は、
    デフォ(´・ω・)スね

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