C/C++プログラマ向けの逆引き大全です。
サンプルプログラムは、サポートページの他に、github https://github.com/moonmile/gyakubiki-cpp でも公開しています。
主な目次
- 第1章 C/C++の基礎
- 第2章 文法の極意
- 第3章 標準関数の極意
- 第4章 STLの極意
- 第5章 通信の極意
- 第6章 CppUnitの極意
- 第7章 動作環境の極意
内容
プログラミング言語の中でC言語とC++を同時に扱っています。この書籍自体は何度か改訂版を出していて、その昔に組み込みの処理系でC言語しか動かなかった頃の思想が入っています。現在となっては、g++ か clang を使うことで C++ を自由に扱うことができるのですが、まあ、その名残ですね。C言語で使う関数群(当然 C++ でも使える)が「第2章 標準関数」として入っているのはそのためです。このため最新の C++ の文法で昔の C 言語の関数群を扱うときにいくつか警告が出るのですが、今回の改版ではその部分を取り除いています。
処理系としては、Windows 上で動作する Visual C++ と Linux や Raspberry Pi で動作する gcc/g++ を想定しています。前回からみて cygwin を削ったのは、WSL(windows subsystem for linux)を用いるか、仮想環境上で Linux を導入するとで手軽に本格的な g++ を試せるためです。また、Arduino では gcc が使われているので、本書の内容でプログラミングができます。
このため、C++11/17 のような最新文法を網羅せず、必要最低限なもののみ取り込んでいます。そういう意味では、詳しい文法を知りたい/必要な場合は、C++ ポケットリファレンス などを併用すると良いです。