.NETラボ 4月号で発表した Bluetooth の話

[slideshare id=47146691&doc=arduinotankmeetsbluetooth-150418122039-conversion-gate01]

ざっと1時間で流していった発表資料です。本来ならば Bluetooth Low Energy のほうの実装を実演すると良かったのですが、デモのほうは Bluetooth 2.0 を使ってシリアル通信をやっています。コードは、部分的ではありますが、

  • Android アプリで BluetoothAdapter を使ってシリアル通信
  • Windows ストアアプリで RFCOMM クラスを使ってシリアル通信
  • WPF アプリで WinRT の RFCOMM クラスを使ってシリアル通信

の 3パターンが書いてあります。実は Windows Phone 10 TP を使っての通信もできています。

動かす Arduino Tank のほうは、HC-05 の Bluetooth 2.0 モジュールを使って通信させています。BT 通信を使うメリットとしては、「WiFi のようにアクセスポイントが必要ない」の一言に尽きます。家で使うとか、庭でアクセスするとかであれば無線LANを使えばいいのですが、あれこれと Raspberry Pi を使って meArm を動かして気づいたのですが、結構 WiFi だと実演が面倒なんですよね。BT の場合もアクセスポイントの混線の問題もありますが( BT の場合、実質 30 台ぐらい同時接続すると無理だと思う)、WiFi のほうが繋がりが悪くてよく切れます。あと、公園に持っていて手軽に動かせるのも BT の利点です。技適の問題もありますが、スライドにもあるように 2.4GHz 帯はラジコン電波の領域なので、Class2 までの弱い電波ならば大丈夫です。むしろ、WiFi の 5GHz のほうが問題だったりする訳なので、そのあたりは良識に任せてなんなんとしましょう。

スライドの後ろのほうには、Bluetooth の購入先が書いてあります。日本の販売店があまりないのは、値段が高いからっていうのと、手軽に eBay.com で揃えたほうが安く上がるためです。まあ、中国から送ってくるので、2,3週間は覚悟しないといけないので、そのあたり、手早く手に入れたい場合は日本の販売店で、故障も含めて大量に仕入れたい場合は中国で、という使い分けをします。ちなみに、ebay が常に安いわけではなく、中国の工場や互換品を買うと安く手に入りますが、アメリカや日本の製品だとあまり変わらないか高くつきます。このあたり、送料なんかも調べて買うとよいです。

image

ちなみに、Arduino Uno の互換ボードは 7$ ぐらいで買えるので、これも壊しても惜しくない値段で手に入れられます。Arduino Mini だと 3$ ぐらいだから、ユニバーサル基板に半田付けして大量に使うこともできますね。

Bluetooth LE のほうは、ヴィストン社で BLEduino や、あれから Koshian を手に入れたので、それのテストが終わったら、また発表したいと思います。

カテゴリー: Arduino, Bluetooth パーマリンク