誰がためにマネジメントはあるのか?

ピーター・ドラッカー著「マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版」を買う。
http://www.amazon.co.jp/dp/4478410232

原題は「managment: tasks, responsibilities, practices」なので「課題、責任、実践」ってことになっています。元のマネジメントの本は分厚いので、そのエッセンスを抜き出したもの、という位置になっています。

先日、ゴールドラット氏の講演を聞きに行って連休中に考えたのですが、どうやら、機能させることと、発想することは別物らしい。当然のことながら、資本主義という枠組みで生産は、消費の対象であり、逆に言えば「消費慾/需要があるから、生産/製造する」ということです。この話は「マネジメント」の本の最初の20頁ぐらいに、ドラッカーが書いています。

組織論や組織内の立場への欲求/心理については、アドラーが詳しく書いています。ユングの言う創造とは違ったところ(あるいは創造ができない人)のための論理のような気もしますが、いわわば、それぞれの「生き方」に対しての拠り所です。絵画/漫画/小説のような「芸術」を目指すのか、あるいは組織の長を目指しそれに価値を見出すのか?いわゆる「出世」というものです。
最近は、もっと他にも

・チームビルディング(コミュニケーション主導)
・ソーシャル活動主導(人のためになる活動、人に喜ばれる活動)
・治世活動(政治屋ではなく、世のためという活動)

当然、支配/被支配を求める人もいれば、拝金主義の方もおり、まぁ、それはそれなりの世の中なのです。私はそれらを許容します。

そんな中で、ふと連休中に考え続けたのが

・自己実現を支える、発想の概念
・生産を支える(形作るということ)の、現実化という概念

かつ

・資本主義社会という範疇での、社会人としての活動

の3つです。最後のは、お金を稼ぐ/糊口をしのぐ、ということです。

これらの3つを組み合わせたとき、初めて「組織」が必要になります。当然、ひとりでやってもいいのですが、そこまで孤独を愛している訳でもないし、それは、まあ、進化とか利己的な遺伝子とかいうものです。

そんな訳で2000年以来、再びピーター・ドラッカーに戻って来ました。正しい「マネジメント」を学び、実践したいがためです。

managements for intelligence and imagination という言葉を考え出しました。

ひとりでやっていると机上の空論になるので、外部に発信して実践していきます。当然「実現」させていきます。
賛同者を募っていきますので、よろしく。

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