最強.NET開発PC マザーボードの選定ポイント

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最強.NET開発PCを作るよ(その5) マザーボード編 の補記として。
マザーボードってのは、まさしくマザーってことなので PC の基盤となるところです。なので、この部分が非力だったりすると、外部装置が強力でも残念なPCができあがってしまうし、逆にマザーボードが強力であってもそれに見合う外部装置がないと実力を発揮できません。今回、リンクスの阪口氏から提案されたマザーボード ASRock X79 Extreme9 は2つの選定基準があります。

  • 大容量メモリの搭載が出来る事
  • ストレージの帯域を余すことなく発揮できる事

大容量メモリってのは、64 GB のメモリってことです。実は 32 GB メモリでも十分かなと思ったのですが無理を承知でお願い。これクリアできるマザーボードが意外と少ないことが判明、ってな現状です。ストレージの帯域というのは、SSD, HDD につなぐインターフェースです。最近の SSD は SATA3 に対応した高速なものが普通なので SSD の能力を存分に発揮する(OS領域やDB領域、VM領域など)ためには、このインターフェースが必須になります。HDD の場合には SATA2 までしか対応していないので、ここまでは必要ありません。なので、構成として、SSD 1台、HDD 3台となると SATA3 のポートはひとつで十分なのですが…、これからの SSD の状況と、3,4年後のを見越した開発スタイルを考えると、ピンポイントで SSD を増やしていく(実際、試験 DB 領域に 100 GB 程度の SSD を購入しようかと考えています)のは必然ですね。

実際、ここ最近のサーバー系で SSD を大量に積むストレージマシンが発表されているので、SQL Server のパフォーマンスチェックは SSD をベースに考えてもいいかも、と思っています。アクセス単位で HDD を分けるよりも違ったノウハウがいるのかもしれません。

そのほかに「高品質な電解コンデンサやキャパシタ、安定性を高める16+2フェーズ電源回路、PCI-E 3.0に対応した5つの拡張スロット、バックパネルI/OはUSB 3.0×4、内部ヘッダピン×2(ポート数は4)」などなどと、阪口氏からは専門用語が飛び出すのですが、サーバー系に「電解コンデンサ」は重要とのことで、下手をするとマザーボードが一気にいかれてしまうので、それなりのものを用意したほうがよいそうです。開発系なので24時間x365日運用は考えていないのですが、そのあたりも重要とのことです。

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VMWare を動かしたり、Visual Studio を動かしたり、メディアサーバとして動かしたりしていますが、いまのところ特に問題はでていません。

そうそう、気になる電量使用量ですが、ワットチェッカーを買って最近確認しました。モニタ2台+PC1台の構成で120wぐらいです。この話はまた記事を改めて書きます。

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