最強.NET開発PCを作るよ(その8)

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今回は筐体とCPUクーラーの選定です。

水冷クーラー Hydro Series H60

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筐体 PCK9X

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会社で使う PC の場合、バックグラインドで流れている雑音が大き目なので PC のファンの音が気にならないのですが、家の場合(私の場合は事務所兼なので)には、かなり静かななのでファンの音が気になります。また、夜中にウォーンと鳴っているのは家族持ちはちょっと無理なんですよね。ひとり暮らしだったとしても、PC の音であまりよく寝られないというのは困ったものです。

なので、音に関するところでは、

  • クーラーの FAN の音
  • HDD の回転の音

を低く抑えたい。できれば「無音」にしたいところです。

無音PC作成
http://adpn.sakura.ne.jp/kusunoki/silent_pc2/

というのを見つけたのですが、これはさすがに…業務では使えないし。ってことは、やはり「静音」なのですね。ちなみに、完全無音という意味では Linux で動く Raspberry Pi などがあります。 Raspberry Pi はブラウジングはそこそこできるのですが、開発向けではないでが。

さて、筐体を買って、いざ組み上げて家で動かしてみると、なかなか煩い。この筐体は静音ボディということなのですが、静音の工夫としては、HDD トレイにゴムが入っているのと、筐体の足にゴムが使ってあります。ビスにゴムがつけてあって、HDD を浮かす感じになっています。これで HDD の振動が床に伝わらない形になっているのですね。コンクリートの床だといいのでしょうが、フローリングあたりだと微妙に振動します。ひょっとすると畳の場合は、振動は帳消しになるかもしれません。

このPCをそのまま動かすと、

  • HDD 用の冷却ファンが 2 台
  • 筐体付属のファンが 1 台(水冷 CPU ファン共有)
  • (電源ボックス内のファンが 1台)
  • (外付け HDD 用の冷却ファンが 1 台)
  • HDD が 3台

ということになります。サーバー機でもないので、HDD を冷やすための FAN は消してしまいました。筐体の前面にあるファンは意外とうるさいのです。BIOS を使って消してもよいし、電源ケーブルを直接抜いてしまってもよいでしょう。電源ボックスのファンは AX760i が制御するので手を付けないので、残りは水冷クーラーに接続している背面のファンです。

水冷クーラーでない場合は、筐体自体のファンと、CPU の空冷ファンがあるので、ここの静音効果は大きいと思います。まあ、一番良いのが、PC 自体は別の部屋(サーバールームとか)に置いてしまって、リモートで制御するってのでも良いのですが、.NET 開発 PC の場合は XAML などのグラフィクを多用することになるので、モニタと PC は近い位置になってしまいます。

最強.NET開発PCを作るよ(その5) で書きましたが、マザーボードの BIOS で背面ファンの回転数を落しています。冬なのでフルパワーで冷やす必要はないのと、水冷の効果は大きいのではないか?というのを期待して、回転数を上げすぎないようにしています。これは室温にも関係するので、また夏になったらチェックしていみます。サーバールームとは違って、人がいる傍で PC が動作するので、室温はそれなりに上下します。いまのところ、いままで使っていた BTO の PC を少し下回るぐらいには音が減っています。

主に稼働する OS の領域を SSD にすることで、HDD の回転音が減ります。作業領域は HDD なので、それに頻繁にアクセスしているとき(Visual Studio で作業をしてたり、Office を使っているとき)は回転音が聞こえるのですが、エディタを使って編集作業をしている程度であれば、ほかの HDD は止まっている状態です。

気になる節電効果ですが、これは後ほどワットチェッカーを使って具体的に調べていきます。Core Temp で調べると、20 ~ 40 ワットの間を推移しているので、かなり低くなっているのでは?と想像ができます。これは、手元にある以前の PC を比較して調べていきます。

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これでハードウェアは一通りおしまいです。次回は、OS の設定を少しだけ解説して、実際のコストを算出します。

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