ロンドン橋落ちたの国で

逆光で暗くなってしまいましたが(カメラを持って来なかったので iPhone で)、ロンドン橋の近くにある場所で仕事で来ています。仕事で1週間ほど英語漬けになると、ちょっとはヒアリングがマシになるでしょうか…っほどの英語力しかないので、こころもとないかもしれませんが、宜しくお願いしますということで。

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大学の頃に旅行したイタリアと同じく、ロンドンの街は古い建物が満載です。あたかも、シャーロックホームズの映画の中にいるように、その当時の建物が目の前にあります。地震がないのでできる技なのですが、建物自体の持久力は?ということと、中身をホテルやアパートに改造するときに、そのまま使うには不便ではないだろうか?と常々思っていたのですが、実は下の写真のように表の外壁だけを残して裏側全体を改築してしまうようです。

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窓のところをよく見ると、裏が透けてみえます。出勤途中にざっと撮ったので分かりづらいのですが、表の煉瓦の部分だけを残して裏がごっそりありません。まるで映画のセットのようになっています。鉄骨で補強しながら作業をして、最終的には裏側に現代建築ができるというところでしょう。

日本ならば外壁を補修して中身を残すというところですが、イギリスの場合は外壁を残して中身を入れ替えるという感じなのですね。

地下鉄に乗って出勤をすると、まわりが濃いイギリス顔の方がいっぱい…というか当たり前なのですが、血の濃さを感じます。あと、サリーを付けているアラブ系(だったけ?)と黒人の方が意外と多いですね。黒人の方はパリッとしたスーツを着ていたり、中国人は無地の背広だったりします。

失業率だとか社会保障だとかを考えてロンドン橋のあたりを眺めていたりするのですが、日本の国がどうという話よりも、自分がどうしたいかを優先したほうがよいのでは?と思ったりします。一時期、没落であったり斜陽であったりの代表国であるイギリスですが、ロンドンの街並みと出勤途中に歩く人、古くからそのままの地下鉄、ごみを収集しているおじさん、公園でお昼を食べているカップルの群れ、なぜかやたらに走っている二階建てバスの群れ、工事現場のおじさん、パブにいる老夫婦、仕事の相手がフランス人と中国人と日本人だったりするのにイギリスに出張に来るという不思議さ、も含めて、中学生の頃に1ドルが300円近かった頃に米国に憧れる塾の先生を思い出して、1ドルを100円以下に押し上げて(押し下げて?)しまった経過は重要なのではないかな、と思い直したりします。

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ロンドン橋落ちたの国で への1件のコメント

  1. masuda のコメント:

    ちなみに、デベロッパーの「ビジネス」と顧客の「ビジネス」とは異なるので、単純に business というと折り合いがつかないのですよ。
    大抵の場合、デベロッパーのビジネスは「遅く作れば、時間給で儲かる」という仕組みなので、そちらに流れやすいのですが、実は「早く作って、安全率を高くする(提出はぎりぎりにする)」というやり方と「早く作って別の仕事をする(これも提出はぎりぎりのことが多い)」というやり方もあります。ゲーム理論からして、デベロッパーのビジネスは提供時期をハンドリングするほうに重きを置くので、早期提出を求める場合は(それをビジネス的な戦略と云うならば)、別なコミットメントが必要なのですよ、とか思ったり。

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