Visual Studio 11 の販売宣伝が始まりました

ふと、MSDN から Windows XP をダウンロードしていたら(出先VMWareで開発環境を構築中、ホテルの回線が意外に太くて助かります。時に800K bytes 出ていたりするし)、Visual Studio 11 の宣伝がここに

Visual Studio 11 Beta:次期バージョンを買うなら、リリース前の今がお買い時
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/save/

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現在 msdn 等からダウンロードできるのは beta 版なので、「Visual Studio 11」が正式名称なのか、それとも「Visual Studio 2012」が正式名称になるのか(あるいは「Visual Studio 2013」とか、「新しい iPad」と同じく、「new Visual Studio」とか「Visual Studio」とだけ呼ぶとか。現在、「Visual Basic」というと「Visual Basic 6.0」のことではなくて、.NET Framework の Visual Basic を示すことになっているので、その手の改名はありかも)はわかりませんが、ひとまず、公式に購入宣伝が出てきたところを見ると、出てくるまでに1年はかからないかな、と思ったり。

現段階の事実として、Windows 8 の Metro style appliation は Windows 8 上の Visual Studio 11 beta でないと作れないので、実際の動作環境がそのままだとすると Windows 8 が出荷されてから、Visual Studio 11 が出荷という順番になります。けれども、Windows 8 に適した(特にタブレットPC、スレートPCに適した)形で Metro Strle のアプリケーションを提供する場合には、Visual Studio 11 が出荷された後に、Windows 8 が出荷されないといけないというジレンマがあります。現実的には、Beta 版なり Preview 版なりでビルドは可能なのですが、アプリケーションの製品を出荷する側(デベロッパーという意味で)側として、ちょっとあまり良くない状況かなと。Windows 8 と Visual Studio 11 が同時に出荷されてしまうのも困りもので。

Windows 8 customer preview 版を vmware に入れて色々といじって、Visual Studio 11 で WinForm, WPF, Metro style と三種類組んでみた比較としては、Metor style のアプリケーションを作る場合は、スレートPC を購入して実行環境/テスト環境として使うのがベターだろうと思っています。開発環境とテスト環境を別々にするのです。

  • 開発環境は、Windows 8 上のデスクトップスタイルの Visual Studio 11
  • テスト環境は、スレートPC に Windows 8 を入れて、タッチ等で動作確認

という具合です。開発用PCで Metro Style のアプリケーションをビルドすると、デプロイ(配置)も一緒に行われえるためにスタートページに非常に多くのアプリケーションが動くことになります。また、開発用PCでタッチパネルにするよりも、スレートPCを用意したほうが安いし動作させるときのスタイル(手に持って動かすとか)は実際に環境に近いでしょう。縦置きの液晶ディスプレイに腕を伸ばしてタッチするのは非常に苦痛です。ノートPCの場合は、ヒンジのところで問題がでそうだし。

Windows Phone の場合は、エミュレータで開発するわけですが、実はスレートPCの場合も解像度の関係からエミュレータ動作ができるといいんですどね。多分、VMWare を使って解像度を制限させれば似たようなことはできると思います。ただし、実機でタッチする感覚は iPhone アプリを試しに作ってみたときに気づいて、「実機でしかできない操作感を、アプリケーションのUIデザインにフィードバック」するには実機が必要ではないか、と思った次第で。

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