逆引き大全iOSの脱稿間近

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いや、間近というか、既に締切を過ぎておりますが、来月の末には発行の運びになる…という観測をば。

秀和システム様より、「逆引き大全 iPhone/iPad の極意 500(仮)」で出る予定です。

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ネタ元をばらしておくと

Amazon.co.jp: iPhoneプログラミングUIKit詳解リファレンス: 所 友太, 京セラコミュニケーションシステム株式会社: 本

Amazon.co.jp: iPhone デベロッパーズ クックブック: Erica Sadun, 株式会社クイープ: 本

から相当パクリ…じゃなくて参考させて頂きました。なんせ、300 tips を執筆しないといけないので(共著の池谷さんが 200 tips で合計 500 ということで)、並みの数ではないッ!!! というのは毎度のことで、この2冊からピックアップして、Xcode 4.3.1 で作れるように直してあります。と云うのも、UIKit と デベロッパーズ クックブックは、実は api をそのまま呼び出して作っています。以前のタイプの iPhone プログラミングのコーディングの仕方を良く知らないので、何とも言えないのですが、

  • Interface Builder を使う方法
  • Interface Builder を使わない方法

の2種類があります。Visual Studio なんていう統合開発環境に慣れている(emacs も統合開発環境です、実は)場合は、当然 「Interface Builder を使う方法」を選択したほうが良い…ハズなんですが、mac の世界では微妙に違うようです。VC++ 6.0 の頃に画面をガシガシと Windows API のみで組んでいたような強者な方が mac なプログラマな方にはたくさんいらっしゃって、画面ひとつ作るにもコーディングだけで済ませてしまうという例題が多いのです。まあ、私もそれを狙ってこの二冊を買ったのですが。

で、去年の夏から調べていって、Xcode 3 -> Xcode 4 -> Xcode 4.2 -> Xcode 4.3 と来てしまった訳で、なんか非常に便利になっているのです。Xcode 4.3 がッ!!!(最新は、App Store で導入できる Xcode 4.3.1 です)

そんな訳で、生の iOS を使いつつ、できるだけ画面に近いところは Storyboard を使うという本の作りになっています。

 

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Amazon.co.jp: これならわかる!iPhone/iPadアプリ開発入門講座―図解とサンプルでわかりやすい! Xcode4対応: 水口 克也: 本

こちらのほうは、同じく秀和システムから最近出たものです。

先に書いた通り、ちょっと前までの iOS プログラミング系はハードなものが多くて C言語をあらかじめ知っておかないと駄目という雰囲気があったのですが、最近はこの手の「やさしい」シリーズが出てきています。逆引きのほうで書いていて分かったのですが、iPhone プログラミングをしてみたいなぁと思ったときの躓きは、

  • まずは、開発環境をどうやって整えたらよいのか分からない。
  • 開発者登録をするらしいのだが、どうやったらいいのか?
  • アプリケーションを自分の iPhone で動かしたい場合はどうしたらいいのか?
  • アプリケーションを公開したいのだが、どうやったらいいのか?

ってのが問題になります。プログラミング自身よりも、導入そのもののがよくわからないというのと、アプリの公開というハードルをどうやってクリアするのか、に不安を感じます。まあ、実は1回やっていしまえばいいのですが、その初回が問題なんですよね。」

この本の場合、初っ端の導入と、最後の公開を抑えているので、本屋さんでぱらぱらと捲ってみると良いと思います。中身のアプリ開発な部分は…まぁ、初心者本なので、本当のプログラム初心者向きというところです。C言語の説明を抜いてしまって、アプリ開発に踏み込んだほうが良かったのでは、と思ったり。

まぁ、兎も角、初心者本と従来のハードな技術本を組み合わせて、google に検索を手伝って貰って、apple のサンプルをつらつらと動かしていくとなんとなくプログラミングができていきます。そのあたりの「手間」を手っ取り早く解決したいなぁ、というのが今回の逆引きの目的だったりします。ので、来月末ぐらいになったら、本屋なり amazon なり、秀和システムのホームページなりでどうぞ。

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