鳳凰OS(Phoenix OS)をVMWareにインストールしてみよう

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鳳凰システム – Phoenix OS
http://www.phoenixos.com/ja_JP/ という Android ベースな中国産の OS があることを知りました。以前、Remix OS があって、うまいこと仮想環境にインストールできなくて断念していたのですが、今回の Phoenix OS は VMWare Player にインストールして程よくことができたので、お試しに。ただし、再起動すると、何故かインストーラから始まる(どうやら、内部 HDD じゃなくて、ネットワーク起動が優先になっているのが問題らしい)ので、あまり実用的ではありませんが。

http://www.phoenixos.com/zh_CN/
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日本語OSからアクセスすると「鳳凰システム」になっていますが、れっきとした北京超卓科技 https://www.lagou.com/gongsi/62428.html なので中国の株式会社ですね。

Remix OSのインストールと設定 | E.i.Z
http://eizone.info/remix-os/

を見ると、Remix OS のほうは潰れたそうです。

Phoenix OS は、中国語版と英語版しかありません。Nexus 7 のタブレット Android に入れることもできるようですが、ちょっと危ういので、Phoenix OS for x86 のほうを VMware Player 上に入れます。実は、Windows を PC に入れた状態からディアルブートするインストーラーがあるのですが、VMWare 上では起動ができないため、*.iso ファイルをダウンロードして別途仮想環境で動かしています。ISO image (64bit) にある PhoenixOSInstaller_v2.2.0.207_x86_x64.iso   854.5M のやつですね。中国から落とすと 100kb/sec 程度しか出ないのでダウンロードに5時間位かかりますが、ひたすら待ちます。ちなみに、これは中国内の回線が遅いのではなく、中国と日本間の回線が遅いのです。例の検閲絡みですね。中国内だと高速通信がバンバン走っているので、日本国内よりも(最近は光通信があるから同じぐらいか)早いぐらいです。

仮想環境でのメモリは 1GB、ストレージは16GB 程度あれば十分です。スマホで動く程度で鳳凰OSも動かすことができます。

鳳凰OSをインストールする

*.iso をマウントして VMWare を起動すると、OS をどのように起動するのかを聞く画面が出てきます。デフォルトでは、インストールメディア(DVDか?)を使ってインストールする方法になっていますが、下矢印キーを押して HDD にインストールするようにします。DVD メディア起動だと、ストレージが小さくて後から説明する Android アプリをインストールできません。

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なんと、この間が5秒しかないので、すかさず下矢印キーを押してください!

で、HDD インストール時に ext4 にフォーマットしてインストールを続けていきくと、下の画面になります。PCがそこそこ早ければ5分位で終わります。

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インストール直後の起動画面。言語は、英語と中国語しか選べません。

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見慣れた、Windows 10 っぽい画面がでてきます。動きもそれっぽいので、使うのにはそれほど問題ないような気もしますが…アプリをインストールしようにも、基本は Android なアプリしか入れられないで、利用範囲はかなり狭いです。

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標準で、Phoenix Feature なストアがあるんですが、アプリが非常に少なく利用できる状態にありません(現在 v2.0 なのに…って感じがするけど、まあ、そういうものなのかも)。なので、素直に Google Play を使います。google アカウントは念のために新しく作っています。バックドアがあるかもしれないからね。

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組み込み系 Android 御用達の「戦艦少女R」をインストールします。何故か、マウスでするする動くし、ほどよくゲームなので、試しにちょうどよいのです。しかも、中華 Android で非常によく動きます(弊社比)。

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戦艦少女Rが動いたら、ユーザー名を入れて適当にチュートリアルをこなしてみましょう。音も出て、結構きびきび動くことがわかります。画質も結構きれいですね。

鳳凰OSにはファイルマネージャがある

いわゆる、ファイルエクスプローラーがあるので、Android 内部のファイルを見ることができます。どうもルート権限はないみたいなので、Documents 配下ぐらいしか触れない気もしますが。

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Google Player から色々ダウンロードしてみる

この際なので、色々試してみます。

すべてのゲームが正常に動くわけではなくて、起動ができなかったり、画面が微妙だったりします。鳳凰OSでは、Android アプリをマルチウィンドウで動かせるわけですが、こんな風に、にゃんこ大戦争と戦艦少女Rを並べて起動ができます。ここはマルチで動いていて、両方とも音がなります。にゃんこ大戦争は、ウィンドウを大きくしてもゲーム画面が大きくなりません。戦艦少女Rは全画面表示でも動きます。戦艦少女R、優秀ですね。

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ちなみに、歌マクロスはインストールできるもののマウスが効かず、マギレコとパズドラは起動ができず。ミリオンダッシュは最初の年齢が入れられず、と動かないものもの結構あります。モノ的には Android 7. 1 なのですが、ウィンドウ化するにあたって無理がきている模様。

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以下は、いくつか動かしてみたもの。

# Android 版の Office 365 が入っているのだけど、アカウントを入れる勇気がないので試していません。

紅白アプリは、Xamarin で作っているものです。動きますね。

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カンペアプリは、確か Unity だったはず。マウスでお絵かきができます。たぶんタッチパネルも動くと思う。

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ネットワークドライブも扱えます。これは別のPCにある mp4 を鳳凰OS標準の Video Player で表示させたところです。有線LANだからか、動画や音の遅延はありません。

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面白いところでは、Google Play にある Remote Desktop アプリをダウンロードさせて Windows 10 にリモートアクセスができます。リモート先から Tera Term を開いてラズパイに繋げているところです。キーボードとマウスが有効に働きます。

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Android 自身への接続ができる Terminal Emulator を入れると、自分自身を操作できます。フォントの大きさは自由に変えられます。ユーザー名は u0_a77 という一般ユーザー名(ランダム?)になっています。su は効かないので、ルートになれるかどうかはわかりません。

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結構色々動きそうなのですが、難点がいくつかあります。

再起動ができない

なぜか、VMWare 上で再起動させると、ひたすらネットワーク起動をしようとして起動できない状態に陥ります。これは、鳳凰OS無いからシャットダウンしたときも同様です。

仕方がないので、DVD を入れたまま(*.isoがアクセスできる状態にしたまま)で、起動。すかさず、下矢印を押して、HDD にインストールする状態にして、

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下のように HDD をフォーマットしないままで進みます(初回のインストールではフォーマットが必須です)。そうすると、HDD の内容がそのままマウントされるので、以前の状態が復元されます。

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本体のインストールに30秒位かかりますが、まあ VMWare 上だから仕方がないのかなと。実機 PC にしてディアルブートにした立ち上がるのかもしれません。

鳳凰OSアプリの開発はどうするのか?

どうやってやるんでしょうねぇ?書いてありません。

と思ったら、どうやら TCP/IP 経由の Android デバッグが動きます。

  1. 設定を Native Settings にする。
  2. 設定の About → Build number を連打。
  3. メインの設定には「Developer options」は出ないが、左上のハンバーガーメニューから出るので、ここから USB デバッグを ON にする。
  4. PC のほうから、adb connect <ipアドレス> で接続

↓な感じ、で無事 Visual Studio から Xamarin.Android アプリが起動できます。

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めでたしめでたし。

カテゴリー: 開発, Xamarin パーマリンク

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