WILLCOM 03 の活用法

去年の夏 WILLCOM 03 を買いました、つーか、買わされた、つーか。会社の備品となったんです。
で、すったもんだの挙句、秋ぐらいは活用した後、年末は使わず、正月頃からまだ解約せずに鞄の中に突っ込んだまま(電源切れたまま)だったわけですが、何で使ってもいないのに6,700円也の請求書を受けるんだろうと不思議になっていた訳ですが。

# この「使いもしないモノをそのままにしておく」っていうのは私の悪い性格でして。
# そのまま「見なかった振り」をするのは今後止めようかな、と。

基本料金、データ定額なぞはいいんです。まぁ、そんな値段でしょう。放っておくには惜しい金額ではありますが「なんかに使えるから置いておくか」(と言ったら怒られそうですが)という形で保留中だったのですが。よく契約書/請求書を眺めてみると、

「月賦」

になっているんですね。機器の値段が月賦に!
なんだ、どうもほいほいと買ってくる割には渡したお金が少なかった訳で、変だなぁと思ってはいたんですが「月賦」だったとは、トホホ。ワタクシ、月賦/分割でモノを買ったことがありません。というか「ありませんでした」ですね。これでは(車も家も持っていないので月賦で買う必要がないのです)。
まあ、契約書をみると月賦であっても即金であっても値段が一緒なので、どちらでもいいんですが。分割の場合、面倒なんですよ。経費計算が。

で、月賦の残りの値段をみると「40,000円強」ありました。う~ん、解約する場合はこれを即金で払う必要があるわけだし、使いもしないPHPに4万円払うのは馬鹿馬鹿しいし、かといって手元の携帯電話を解約して willcom のみにするには willcom 03 は使いづらい(苦笑)し。

という訳で半日ほどマジに悩みました。

そして出た結論ですが、

「仕方がない。月賦を払い終わるまで活用するか」

です。

活用するにしたって、単に電話をしたりお外用のデータ通信端末としたんでは詰りません。willcom に電話代やらデータ通信(定額だから1,500円)やらを上納するだけになります。この willcom を使ってなんやら稼がないといけない訳ですね。せめて、端末代金と2年程の基本料金諸々ぐらいは!金額にして、60,000円+3,000円x24回 = 102,000円程度は。

さて、10万円稼ぐとなると、ちょっと真面目にやらないといけません。しかも、willcom 03 をネタにして稼がないと意味がありません。他の分野で稼ぐと悔しいし。

幸いにして本職がプログラマ屋さんなので、何かのプログラムを willcom 03 に送り込むことができます。また、これまたもうひとつの本職としてプロの書き手ですから willcom 03 をネタにして原稿を書くのも手です。投稿だと辛いけど本一冊書けば、10万円の利益ぐらいにはなります。なるでしょう。ね!

という訳でやっとこさ本題ですが、先週末に willcom 03 + programing で資料集めをしていました。

ひとまず日本語で得られる書籍が

Windows Mobile 5.0 アプリケーション開発 Beginner’s Book
http://www.amazon.co.jp/dp/4774128910
Windows Mobileプログラミング徹底理解
http://www.amazon.co.jp/dp/4797345764

アプリケーション開発のほうが visual basic 2005 で開発。
プログラミング徹底理解が visual c++ 2005 で開発。
となっています。
プログラミング徹底理解のほうが後発なんですが、winapi32 を使って直接 windows mobile を叩く tips 集/小技集的な作りになっています。

他の資料としては洋書(未調査)と頼りなるかどうかの MSDN。
 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsmobile/default.aspx
 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsmobile/bb264342.aspx

ちなみに、MSDN の言語を英語(English)にしないと、windows mobile 6 のドキュメントが出てきません。なんじゃそりゃぁ!
 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb158486.aspx

英語のほうのサンプルコードは Visual Studio 2005 がベースになっていますが、2008 でも十分に動くでしょう。ちなみに Visual C# 2008 で windows mobile の簡単なアプリケーションを作成して、willcom 03 にインストールしてみましたが、さっくりと動きました。

にても、willcom 03 を活用するにせよ/「活用」するにせよ、ここの壁を乗り越えないといけません。ただし、Palm OS の頃に比べると、.Net compact framework を使える分だけかなり楽です。おそらく細かなところを作り込むには「~プログラミング徹底理解」のように C++ で winapi 呼び出しをしないといけないのですが、1つ2つの簡単な自作アプリケーションを入れて遊ぶには .net のほうが手軽でしょう。

docomo や au の携帯電話の場合、Java アプリで作ってダウンロードするか、企業向けの brew で作らないと動きませんが、PDA(ハンドヘルドコンピュータ)として使うのであれば、windows mobile のように activesync などでアプリケーションをインストールできたほうが楽かなぁ、と。

どうなんですかねぇ、DSi や PSP でも同じことは可能だと思うのですが、無線LANと電話とPDAといてのアプリとがうまく混ざり合っていない気がします。これがゲームという視点から見れば、

 * 赤外線通信で対戦
 * 無線LAN(Wi-Fi)で対戦(IEEE 802.11a/bと同一)
 * 無線LANでインターネット接続
 * USB接続

となにかとうまく繋がる仕組みが用意されているわけですが、ゲームを外して携帯電話、PDA と考えたときに Bluetooth のように手順がややこしかったり、なんかいまいちなのが難点です(認証などが必要なのはわかるけど、掲示板とかを見ると手順ミスで「繋がらない」のトラブルが多すぎる)。

それで、willcom 03 の「活用」計画ですが、

個人用のメモとして、

 手軽に個人で作れるほうがよいので、
  Visual Studio 2008 Express Edition をベースに
    データベース関係は SQL Server 2008 Express Edition
     次のステップは、windows mobile の業務開発ができるパターン
    * 電話との連携
    * MS-Office との連携
    * データベースへの保存
    * Web から何かデータを持ってくる Web サービスの利用
 基本は、
  * 最初は単体で動くアプリケーション
    * 次は、何かと連携するアプリケーション
    * 次は、WEB と連携するアプリケーション
    * 電話と連携するアプリケーション

で膨らましていく予定。企画書作って、サンプル記事を書いて持っていきます(何処へ?)。
あと、willcom 03 を使っていて気なった点ですが、スタライス(ちっちゃいペン)をストラップにつけるようになっています。ですが、ストラップを付ける位置がが左下にあるので、右利きの人には使いづらい。ストラップの長さも足りないし。これは構造的な欠陥ですね。右上にホルダーをつけて欲しかった。

↓に同様のご意見が。
http://arcadia.blog.ocn.ne.jp/pc/2009/02/willcom_03_bcc4.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ofudem/23075644.html

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