ギター練習を再開しました

再開とは言っても、大学の頃と新人の頃にちょこっと練習していただけなので25年振りという感じですね。当時も今も、何を弾けるという訳ではないので何か疲労できるわけではないのですが(「東京ブギウギ」とか「アタックNo.1ブルース」とか変なブルースソロだけうまくなっています)、少し自由に楽器が弾けるようになると、プログラムとか電子工作の発想に良いかなと。年男なので48歳の手習いですね。

ちょっと自分のメモ用に書き残しておきます。

再開の発端は Julian Lage から

Julian Lage Workshop (Japanese Subtitles)
https://www.youtube.com/watch?v=pfOWWcQeP3Q

常々、死ぬまでにはカントリーとフラメンコぐらいは弾きたいと思っていたのですが、かといって何か対策をしている訳ではありません。ギターも引っ越した後に押し入れの中に突っ込まれたままでした。

ツイッターで勧めらていた Julian Lage のギター教室の映像なんですけど、彼は5歳からギターを弾いていて、映像現在で23歳です。映像自体が5年前なので、現在は28歳です。暫くジャズ・ギターの曲なんて聴かなかったのですが、これはすごい。演奏もすごいけど、彼の理論的な追及の仕方がすごいです。体系的に音楽理論を語っている訳ではないのですが、スポーツ選手が自分の走り方を科学するように、彼はギターの弾き方を科学しています。「科学する」ってのは、現象があって、それを再現できること、少し変えてみて試すことができることですね。漠然とギタースケールを弾いているのではなくて、次のステップにつなげるようにギターの練習方法を語ります。実に実践的です。

私が参考にしたフレーズ(彼の科白)を抜き出せば、

  • 6弦を低音/中音/高音の2本ずつに分けてフレーズを作る。これで、ギターを横に(フレット方向に)使える。
  • 横方向に長くスケール練習する。音が出る前は分からないので、音を聞きながら新しい組み合わせを読み取る。そして再現する(再現できないかもしれないけど、耳が覚えている)。
  • ギターの弾き方に制限があるけど、それは手で押さえることがぐらい。そして手癖がある。
  • ピックを持つ右手は、もっと敏感になれるから、ギター/弦から伝わるピックの圧力をうまく感じればオーケー。

ってな具合です。本当のフレーズは彼のビデオを見ると解ります。この探求の仕方に感動して、立て続けに3回ほど通してみて、2週間ほど練習しています。

服部良一に再会する。

山寺の和尚さん 歌詞と試聴
http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/doyo/yamadera.htm

私の場合、基本的にオレオレブルースしか弾けないので、コードが弾けません。高校生の頃にフォークギターで指が痛くって投げたしたあたりからコードが押さえられません。まあ、今だと何となくコツがわかったので、オレオレブルースをやる分には大丈夫なぐらいなのですが、ふと「山寺の和尚さん」の突き当りました。

「カジノロワイヤル」をアマゾンプレミアムで見て、ああ、こういう音楽でもいいなと思いつつ、どうせならば「東京ブギウギ」ぐらいさかのぼってもよいだろうということで、さらに戦前までさかのぼります。大正、昭和ヒトケタまでさかのぼるのは、また別の意味があるのだけど「山寺の和尚さん」が服部良一のデビュー作であることを知りました。なるほど。こっちの路線でもよいわけです。

Julian Lage がエーデルワイスを弾くように、日本人が山寺の和尚さんを弾いてもよいわけで、昔なじみの民謡やおなじみの歌謡曲を jazz アレンジにしても良いですよね。矢野顕子も山下洋輔もやっています。

魔女っ子メグちゃんを弾いてみる

何故、覚えているのかわからないのですが、小学生の頃にリアルタイムで見た覚えがあります。なんか、オープニングの曲だけ印象的でずっと覚えていた曲なのですが、改めて調べてみると 渡辺岳夫 の曲でした。アタックNO.1 もキューティハニーもガンダムも彼の作曲です。

ギタースケールを練習していくと自分の手癖がわかります。弾きやすい運指と弾きにくい運指があります。オレオレソロをやると、どうしても弾きやすい運指に偏りがちですよね。おそらく、アニメの主題歌も作るときに手癖があるのじゃないか、と思ったりするのですが、どうやらあるみたいです。魔女っ娘メグもガンダムも同じ手癖で作られていることがなんとなく分かります。忙しい時期は、3日に1曲ペース(週に3日間スタジオにこもっていたらしい)っぽいので、もう頭の中のフレーズと手癖と好みだけでばりばり作っていく感じじゃないでしょうか。疲労のためか50歳半ばで亡くなっています。

そうやっていくつかの曲を真似てみると、世間的な音楽自体は5,6年という短いペースで流行が変わっていくけど、ひとりの作曲家/演奏家にとっては、当然のことながら3,40年という長いペースで音楽を作っていることがわかりますよね。ひとりの歌手/グループを追うのと同じでもあるし、彼や彼女が作る音楽の変遷というもの(それは学習だったり影響だったりするわけで)が現れてきます。

ウェス・モンゴメリーを改めて聴く

渡辺貞夫の最盛期をよく知らないのですが、サックス奏法がギターに取り入れらて、その逆もあるんでしょうけど、ウェス・モンゴメリー を改めて聴きます。 というか、ジャズ喫茶とかCD買ってたりして聴いていたのだけど、ああ、自分が生まれるより前の音楽なんですね。ってことは、オレオレブルース(B.B.キングの真似っこだったり)も、ずっと歴史をさかのぼっていってもいいのかー、っての分かって、昭和ヒトケタの日本から再開しているところです。

ギターで遊ぶために

ギターはまずコードを押さなければー、みたいな感じがしますが(まあ実際そうなんだけど)、コードをじゃかじゃかやっているだけでも音楽っぽく聴こえるのがよいところです。

GuitarStudio という iPhone のアプリがあってコードを指定してじゃかじゃかできます。本来はこんな音になるんじゃないかなぁ、と楽しむのがよいかと

iPhone Guitar Cover – Losing My Religion – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=yqgEl_Rt2lE&ebc=ANyPxKrVOPJsTWZkSi59VDdnBtRXGSDUjW8ohfoJHYnCy40I5ErwBWNxSLwYc-kc376ljVI2jsI7wN3L0Cw5LcWriz5sQr2ugA

Windows ストアアプリに教本っぽいものがあります。

ギターの練習で困るのは、運指をどうするかのですが、これだとスロー再生もあるので便利です。もちろん、youtube で運指をアップにしてもよいですよね。昔はビデオを買ってスロー再生だったので環境的にはよくなったかな。

「初心者講座」ってことになっていますが、どこまでの初心者wを対象にしているかわかりません。程よく弾ける人じゃないとついていけないんじゃないだろうか。けど、「~風」って発想が面白くて繰り返し見ています。

弾いてみよう!カントリー風(アコギ編)【ギター初心者講座】 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GKZEV102Ry8
弾いてみよう!フラメンコ風(アコギ編)【ギター初心者講座】 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8O1uIAuCcWY
アコースティック ソロギター道場|メロディ・パートとベース・パート by J-Guitar.com
http://www.j-guitar.com/ha/solo/index.html

リズムを合わせればそれっぽく聴こえるってことの実践ですよね。

そうそう、ぼちぼちタブ譜のほうでもやってみないと。

DLmarket / 【TAB譜】マクロス フロンティア (娘たま♀)15曲+おまけ4曲セット アコースティックギター伴奏譜 [ダウンロード版]
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=305177

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