Surface RT を購入しての所感の続き

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数日前にSurface RT を購入して初日の所感を 書いた後にいくつかプログラムを作ったのでその話も交えて。

■Surface RT でデスクトップを使う

Surface RT はストアアプリし入れられないことになっていますが、プリインストールされている Office 2013 とか、メモ帳とか、電卓とか、コントロールパネルとか、なんとかかんとかが動きます。ええ、動くのは動くですが、私としては iPad の代わりに使うことを想定しているので、メモ帳ってのは、こんな風に使いたいのです。ストアアプリにもメモ帳らしくものがあるのですが、プログラミングがしたいのではなくてメモを取りたいのですね。OneNote とか Evarnote を試してみたのですが、もっと単機能なものが私にはマッチしています。たぶん、Palm のメモ帳な感じを欲してるかと。

Word を開いてメモを取ると、保存するに「保存ダイアログ」が開かれてしまう。できることならば、マイドキュメントとかに適当な名前で保存してほしい。これが SkyDrive でも同じで、ユーザーとしては「保存したい」のであって「名前を付けて保存したい」のではないのだ。これは、タブレットPCとデスクトップPCで文章を書くときの差(タブレットPCは、手早く手軽に、デスクトップPCは腰を据えてキーボードを書く)というにかかっている。なので、ストアアプリの場合も、デスクトップPCで使うパターンと、タブレットPCで使うパターンとターゲットを分けて考えるとよいかも。特化という意味で。


これは、iPad でも同じなのですが、ソフトウェアキーボードを出すと画面の半分が占有されてしまいます確かに、外部のキーボードを使うのがベストなのですが、手軽さを考えるとキーボードをつけたくない(それがカバー型のキーボードであっても)のと、タブレットPCのタッチ操作を有効利用したい。ソフトウェアキーボードに関しては、状況判別型のキーボードが良かろうと思っていて、入力するものに対してソフトウェアキーボードの大きさが変わるのが良さそう。ただ、iPad も、Windows RT もソフトウェアキーボードの API は公開されていないので、キーボード部分をコンポーネント化して利用するアプリに組み込んでしまうのが手っ取り早いと考えている。


去年の COD 2012 で強調しましたが、先行機種を真似するのもありなんですよ。Microsoft としては以前のメモ帳を踏襲したストアアプリ版を出すか、iPad のメモ帳ライクなものがあれば十分なんですけどね。妙に多機能になってしまって、ユーザーに何かを「強いる」ことになっているのが悪いところかなと。


10年前に使っていた WorkPad ですが(久々に電池を入れてみました)、ネットも使えない、クレードルに接続しないと同期できない(クレードルが RS-232C なのでつなげない…変換ケーブルがあればいいのか?いや、同期用のソフトが動かないはず)ので、単発のメモ帳としてか役に立たないのですが、iPad 購入前までは結構現役で動かしていました。ソフトウェアキーボード(実際はグリフ入力方式)の範囲としてはこれぐらいで収めたいところです。


■Powershell を動かす

普通にデスクトップがあるので、バッチファイルやら、Powershell やらが動きます。ただし、Powershell は自作の.NETコンポーネントは実行できないのでかなり限定的です。

Windows RTでもPowerShellしたい – ういはるかぜの化学 – subtech

WegClient やリモート接続ができるようなので、ひと工夫すればいいのでしょうが、あまりややこしいことをやるぐらいであれば Surface Pro を購入したほうが良いので、ちょっとパス。

■素直に私家版Windows ストア アプリを作る

そんな訳で、Visual Studio 2012 を使って私家版のWindows ストア アプリを作るのが手っ取り早そうです。データなんかは、母艦という形で Windows 8 Pro マシンを使って、ホームグループかメディアサーバー、IIS+ASP.NET、WCF 経由にしておけばよいでしょう。このあたりは、後々の作りで。

なんで「私家版」かというと、

  • Microsoft の審査を通すのが面倒臭い(リジェクト対応とか)
  • 版権とかの問題がある。
  • 自分の環境依存(ホスト名とかパス名とか)はコードで入れ込んでしまう。
  • 他と共有したければ、ソース公開でok

という主旨でやっていきます。Surface RT(Windows RT)でもリモートデバッグができるので、インストールも簡単です。いわゆるドコモ携帯の野良アプリと同じことができます。Android でもいいんですけどね…Android 持ってないし、Java で作るのは面倒だし、ってことでC#で作ります。

Visual Studio 2012が入っていない環境では、パッケージを作ってやって Powershell を動かせば自前でインストールができます。管理モードとか多少ややこしいですが、もうちょっと UI を整備すれば、趣味アプリはこれで十分でしょう。

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