Xamarinプログラミング入門 C#によるiOS、Androidアプリケーション開発の基本ができました

Xamarinプログラミング入門 C#によるiOS、Androidアプリケーション開発の基本
https://www.amazon.co.jp/dp/4822253503

正月頃からちまちまと書いていた Xamarin 本がやっとこさ出版に至りました。

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3月末に Visual Studio 2017 がリリースされ、Xamarin.Forms の Master-Detail のテンプレートが変わってしまったものだから、サンプルの作りを全面的に改訂。この際なので、あれこれと手直して秋口まで延ばして貰いました。本来は de:code 2017 に間に合わせたかったんですけどね。さすがに無理でした(苦笑)。

内容とコンセプト

詳細な目次は、日経BP書店|商品詳細 - Xamarinプログラミング入門 を見てもらうとして、執筆時のコンセプトは、

  • Xamarin.Android/iOS/Forms の動作原理を知り、シミュレータを含めた動作環境を構築する。
  • スマートフォン(iOS/Android)の開発が主となるので、Xamarin.iOSとXamarin.Androidもターゲットに入れる。
  • 前回、タイミング的に入れることができなかった Xamarin.Forms を「共通化のベース」として入れる。
  • と同時に、ロジックを共通化&外出しすることで TDD の手法が使える。

なところです。

なので、C#の文法の説明は一切しない(「独習C#」などで学習済みであることが前提です)、Windows Phone は本書のターゲットでありません(販売台数的にこれは仕方がないです)。

ただ、巻末に私の趣味的に、UWPアプリの作り方と Android Things の使い方の解説があります。このあたりも見てもらうと、目指すところとしての Xamarin/mono/.NET Core/.NET Standard がなんとなく想像できると思います。

前回は、Xamarin 自体が紹介も含めていたので(当時有料であったし)、サンプルプログラムとしてパズルゲームにしましたが意外と不評なので(苦笑)、今回は Master-Detail 型の ToDo アプリにしてあります。ToDo アプリ自体は、Xamarin.Forms のサンプルにあるのですが、本書のサンプルは、ToDo の新規追加と更新、そして Azure を使うところを2段階で解説しています。

分厚い Xamarin.Forms 本 よりももっと手に入れやすく(値段的に)という企画であったのと、この本も含めていくつかの Xamarin 本の企画を想定していたので、それらとは違う仕組みにしてあります。なので、お財布には優しくありませんが!両方買っても大丈夫ですよ。

ちなみに、ちょっと古めですが参考資料として Xamarin Mobile Application Development for iOS などの洋書を使っています。Xamarin.iOS/Android については、基本的なところは変わらないのと、どうせコードで把握することが多いので洋書にあたってしまったほうが情報の入りは早いです。

サンプルコード

日経BP社のサイト 日経BP書店|商品詳細 - Xamarinプログラミング入門 からサンプルコードがダウンロードができます。

でもって、ベゾルド本に倣い(と、最近のMicrosoft関係のOSS化に倣い)、github https://github.com/moonmile/xamarin-samples でもサンプルコードを公開しています。更新の早い Xamarin.Forms に完全に追随できないかもしれませんが、ちまちまと更新はしていこうかと思っています。

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