中学校のあふれそうな中間試験勉強のためにタイムマネジメントを活用する

娘が中学校に入ったので、学校では中間試験、期末試験が行われるようになりました。その各試験の前のに「試験前の対策」と称していろいろなプリントやら提出物が課せられるわけですが、この分量が並ではない!そもそも、試験対策のための勉強ができないほど課題提出を持てめてしまうのはどういうことなの?

ということを Twitter で愚痴ろうと思ったわけですが、ちょっと対策を含めてブログにしておきます。この課題の多さ、1学期の中間、期末、夏休み、そして2学期の中間、となり4度目なので、おおまかな対策は立てることができました、というお裾分けでもあります。いわゆる「マネジメント」の分野なんですけどね。

そもそも課題が多い

課題が多い理由としては「試験前に勉強しない子でも、強制的に勉強するように」という方針らしいのですが、そもそもが、課題の多さ自体に疲労してしまうのではないか?という疑問があります。また、各教師が全体の課題のトータルを把握しているのか、という問題があります。

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「課題が多い」ことに対して、保護者の立場であれこれ言うことはできないので(学校の方針でもあるし)、じゃあ、この多くの課題をどうやってこなすのか?と同時に、どうやって試験勉強をするのか?を考えていきましょう。

スケジュール表を作る…だけではだめ

学校からは、こんな感じのスケジュール表が配られて、予定と実績を書き込む、そして教師がチェックするというプリントが配られますが、これではだめです。できる子はいいんでしょうが、先のように多くの課題を抱えてしまってあふれてしまっている子は途方に暮れてしまいます。

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この手の話は、IT業界のプロジェクトでもよくある話で、「課題や実装すべき機能が多すぎて、どこから手をつけたらよいかわからない」というものです。しかも、期限が決まっているパターンですね。仕事の場合は、そもそもの課題の量を調節する手段をとれるのですが、学校に提出する課題/プリントの量は、交渉の余地はありません。やるか、やらないかというパターンですね。溢れてしまっている場合は、半分だけやるという方法もありますが、ここでは「ひと通りやる」ことを目標に考えていきます。

全体の課題の数を書き出す

最初に、課題の数をかき出します。一応、渡された一覧で「数」はわかるはずなのですが、実感が伴わないので付箋に書き出します。付箋にすると、枚数で勘定ができるようになるので、何枚あるのかとうボリューム感が捉えられます。

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すべての課題を付箋に書き出したら、

  • 簡単なタスク
  • 重たいタスク
  • ほどほどのタスク

の3つに分けます。簡単なタスクは、教科書をひと通り読むとか、1枚だけのプリントみたいなものです。重たいタスクは、2,3時間掛かりそうなものです。細かく分けても仕方がないので、大中小の3つに分類します。

その中から重たいタスクに注力します。

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いわゆる「パレートの法則」で、上位20%をめやすに取り出します。そうすると、重たいタスクの数が判明し、計画が立てやすくなります。

重たいタスクには

  • 大まかな学習時間の予想を記述
  • いつ課題をこなすのかを日付で記入

します。このベースとなる、重たいタスクを中心に据えて、まわりの軽いタ50を空き時間なり、適当な制限時間(30分や50分単位)にまとめて課題をこなしていきます。

タイムマネジメントの活用

この手法は、いわゆる時間製薬のある「タイムマネジメント」と制限時間で遅延を計測する「タイムボックスを利用したマネジメント」の合わせ技です。仕事でも使えますよね…というか、そもそも仕事用です。

この手のマネジメント手法は、学校での学習でも使えるので大いに使うことが肝心です。うちの子も、小5,6の夏休みからあれこれやって、中1のこの時期にやって自分で付箋を掛けるようになりました(まあ、方法は毎度教えないとダメなんですけど)。中2になったら自分でできるようになるだろうか?

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