物欲 web (妄想)

以前、買ったもの自慢だったか、節約 web だったかのページがあって、家計簿を付けて自分の無駄にしあたお金(かな?)を自慢(かな?)するページがありました。ITバブルもはじけて、インターネットも普通に使われるようになり、PCよりも携帯でネットを見る時代になってきた訳ですが。。。

って、前置きは実は関係ないなぁ。

端的に言うと、消費行為って、大量消費をすすめる産業構造のたまものであって、それが続くなくなってきたのが今という時代。ならば、「物欲」という欲求をどのように満足させるか?が、現実のお金を大切にする(っていうか、そもそも使うお金がない)という行為に至る。ええと、消費行為って、宣伝/マーケティングの手法に則ると、いくつかの段階があって、最終的に「購入する」っていうの至らせるのが、マーケティング側の手法。ならば、最終的には「購入しない」っていう方法でも満足できれば、消費者(あるはい非消費者)としては十分なわけです。ああ、インフレを推し進めるとは別な話で、どうも最近話題になっている「モノを買わなくなった若者たち」の各記事に、疑問を呈するってな感じ。

 

さて、モノを売る側としては「購入させる」に至らせるところで、消費者の欲求レベルを少しずつ上げていくのですが、消費者側からすれば要求レベルが少しずつあがって、最後に「やっぱ買わなくていいか」とか「選んだだけで満足」とか、モノを買わなくても満足できればそれでいいわけです。

そう、バーチャル焼き肉みたいなのがそうで、焼き肉を焼いている行為を楽しみたい場合は、お金を出して焼き肉を買わなくてもいいわけで。口に入る瞬間の楽しみ(あるいは食欲を満足させる)を省いても「満足」できれば、それでもいいのかと。面白味ってのもあるけど。

って、なかなか本題になりませんが。いや、消費行動までの段階のフローを書いた図が見つからなくて。

あった!

AIDMAの法則(アイドマの法則/AIDMAモデル)
http://www.medi-graph.com/contents/essay/manual/004.html

な感じで、いくつかの段階があります。

これで、モノを売る側としては、Action(行動)がイコール消費になるので、お金を得る(お金を払う)という現実です。AIDASモデルの Satisfaction(満足)は、クレームを付けられない/リピータを確保するという行為なので別ものです。最近のブログ/Twitterへの紹介記事はこれにあたりますね(アフリエイトは別です)。買ってから「これいいよ」って紹介するブログです。昔ならば地域販売して、とある家庭でデモをするみたいなのがこれです。今でも料理関係はやってますね。

というわけで、こういうマーケティングの戦略=「モノを大量に買ってくれ」の要求を回避するためには、賢い消費者(あるいは非消費者)は最後の「Action(行動)」を避ければよいわけです。

そう、マーケティング側の示す「Action(行動)」を避けて、自分たちの行動にスライドさせればよい訳です。「Desire(欲求)」を抑えるのは難しい。物欲を抑えるのは難しいので、その次の「Action(行動)」をお金の掛からないものへとスライドさせれば、必需品程度のお金だけも「満足」が得られる、という訳ですね。

 

、、、という理論を考えてみた訳ですよ。果たして正しいかどうかは別として、

  • モノを買いたいという衝動(消費行為、ストレスの発散も含む)
  • モノを買った後の行為(他人への自慢、自己満足も含む)

の中で、モノを買いたい→買った後の行為、が繋がらないものを省けば良い、という訳。俗に、買っただけで読まない本、買っただけで使わないiPodなんてあるでしょう?(私、iPodを買ったけど使わない…)

 

ええと、即考えられるのは、

  • 買った気分にさせる物欲サイト

なんですが、これはアメピグみたいな部屋を持って内装を作るってやつですね。実際に家具を買うよりはずっと安い。着せ替え人形タイプです。ただし、戦略としてでしょうけど、結構この「仮想」も高いのが難点。あと、廃れてしまったセカンドライフもそうですね。仮想空間の中で遊ぶやつ。企業も参入しましたが、結局のところPCの前に座っている時間ってのは、1日24時間しかないわけですから限られているんですよ。現実のほうがもっと面白い。

なので、先の理論をひっぱってきて、行動をスライドさせる、

  • 「Desire(欲求)」を羅列して充足してしまう物欲サイト

を考えました。いわゆるAmazonの「ほしい物リストに追加する」ってやつです。ええ、そうなんんです、既に機能としては実現されているんですよね。

さて、「ほしい物リストに追加する」ってのは、Amazonさんとしては「買う」というActionに結び付けたいわけですが、消費者としては何もかもが買いたいわけではない。Amazonさんとしては、必死に「こんなのもありますよ!」と宣伝してくれますが、いえいえ全てが欲しいわけではないのです。ああ、電化製品を買うときには「見てるだけ」っている時間が欲しいものです。

というわけで、この物欲Webには「ショッピングカートにいれる」ボタンがありません。そこでは買えません。あればいいなぁ、ってのを書き集めるだけです。

  • Amazon を見ていて、欲しい物みつかる(欲求)
  • 物欲 Web に入れる(行動)
  • 忘れる

っていうサイクルを繰り返し、節制をします。他にも

  • 店に行って、ああ、あれがあればいいのにと思う(欲求)
  • 物欲 Web を見る(行動)
  • 前にも入れたんだっけ、じゃあ、まあいいか。

というサイクルもあります。

「物欲 Web」というよりも「禁欲 Web」に近いのですが(笑)、私の「ほしいものリスト」の使い方はそれに近くなっています。とりあえず、ほうり込んでおけ、っていう感じ。似たように使っている人も多いでしょう?

基本機能としては、Amazon、楽天、Yahoo!オークションなどから、物欲 Web に放り込みます。bookmarlet を使うといいんでしょなぁ、IEの専用ツールバーを作ってもいいし。

あとは基本的な機能としては、

  • 写真を並べ替えして、
    → 満足する。
  • 買っちゃたものの値段を合計して出す、
    → ああ、無駄遣いしちゃったと反省。
  • どうしても必要ならば、サイトに行って買う。
    → カートに入れる機能はなし。でもいいかな。
  • Amazon みたいに、「これを欲しがっている人は、これも欲しがっています」を出す。
    → 訳分からんし。買えない人同士でコミュニケーション?
  • Amazon の評みたいに、買っていない人のコメント欄
    → 無責任発言満載、みたいな?

ああ、ここまで書いて、マジで面白そうな気がしていた!

どうしようか?作るか?マジで欲しいぞ!

 

いや、こういうときこそ、物欲Web に入れておけばいいんじゃないか!

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物欲 web (妄想) への2件のフィードバック

  1. konica のコメント:

    確かにそうかも・・・。
    脳内で・・と。

    ある意味オンラインゲーム・・MMOもこの延長にある気がする(´・ω・)ス

  2. masuda のコメント:

    そうそう、脳内で済ませられると、お金が掛からない。っていう問題でもないけど。
    MMOの場合は、FFみたいな「ワタシが抜けると皆が死んじゃうッ」っていうタイプと、がしがし面クリするミニ達成感を煽るものがありますよね。悪いとは言わないけど。
    そういえば、「わたしんち」に「脳内でひとりマージャンする」ってのがありました。

    昔は、脳内テトリスやってたなぁ、おお、そこで長い棒がくるかッ、とか。

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