俺のOrange Pi One に .NET が(以下略

Raspberry Pi 3 で .NET Core 3 が動くならば、ラズパイ互換の Orange Pi でも動くだろう、と思って確認してみたのがこれです。

結論から言えば、前回 と同じように、.NET Core 3 preview をインストールすると、ラズパイと同じようにビルド&実行ができるようになります。

Orange Pi One とは何か?

Orange Pi One ってのは、こんな感じのラズパイ互換機です。

ラズパイ3だと、USBコネクタが4つあったり、BluetoothやWiFiが乗っていたりするのですが、Ornage Pi One は、USB コネクタが1個だけなのと、BluetoothやWiFiがありません。ちっとばかし不便な気もするのですが、ラズパイ3が5,000円強かかるのに対して、Orange Pi One は1,000円位で済みます。

orange pi one – Orangepi

Orange Pi One H3 512MB Quad core Support ubuntu linux and android mini PC-in Demo Board from Computer & Office on Aliexpress.com | Alibaba Group

以前は、公式?な販売サイトが Ornage Pi のサイト内にあったのですが、今は Aliexpress の中にあります。正規がここらしいので、郵送諸々は問題ありません。中国の深圳から中国郵便で送られくるので、約1週間位で届きます。長くても2週間弱ですね。

OS は Armbian を使う

Orange Pi シリーズはラズパイよりも多種多様なものがあって、用途によって性能が低くても安いのから、ちょっと性能が高くて高めのものまで様々です。OS は、Linux 系のものが動くのですが、公式からダウンロードするとバージョンによって起動しなかったり、そもそもダウンロードができなかったり(リンク先が切れている場合がある)するので、Armbian のものを使います。
Armbian は、ARM 系のマイコンボードに OS をビルドしてくれている有志の集団です。いわゆる、ラズパイ互換の中華ボードは、大抵揃っているので Armbian からダウンロードして使うとよいです。

Orange Pi One だと以下からダウンロードができます。

Orange Pi One – Armbian

最近は Ubuntu と Debian を利用できるようになっています。

この armbian で配布しているディストリビューションは、自前でビルドすることもできて、手順などが Building Armbian – Armbian Documentation に書かれています。ビルドしたことはないんですが…いずれ。

.NET Core 3

.NET Core 3 preview 版を入れて、dotnet new mvc -n web で作成して dotnet run したところまで。


見るとわかるのですが、Orange Pi One のメモリは 512MB しか(?)ありません。まあ、昔の Linux に比べれば断然大きいのですが、動画のエンコードとか機械学習の用途には無理ですね。さて、これは何に使うか。

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