永青文庫 春画展に行く

と、闇嶽さん と、永青文庫 春画展に行ってきました。まあ、春画展がおまけで闇嶽さんとくだ巻くというのが目的だった訳ですが、宮武外骨 FAN としては春画は外せないし、芸術的な版画という見方と、当時の風俗(世間という意味で)の春画があるので一見しておくのが良いでしょう。知らなかったのですが、テレビで宣伝されていたらしく連休中は混み混みでまともに見られませんでした。有名な「蛸と美女」の現物があるのと、布に書いた一品もの、版画、豆版(戦時中に兵員が持って行った春画)と揃えて会って、小さなイベント会場ではありますが歴史的にも見ておくとよいでしょう。ちなみに、うちの奥さんは国文科で黄表紙で、この手の風俗画のくずし字のところを読んで研究をしておりました。黄表紙に書いてある文章を読むと当時の風俗(一般生活という意味で)がよくわかるので、必須な科目なんですね。版画のほうのくずし字は読みやすいそうなので1年も経たずに読めるようになるそうです。

弾圧されてから華開く

一般に春画といえば、現在でいうエロ本/エロビデオの類が対象にされますが(まあ、実際にそうなわけだし)、春画の変遷を見ていくと単純に性欲を満たすために行った発展ではありません。まあ、版画の12刷の技術は他に解説を譲るとして、本来の発祥を考えてみましょう。ちょうど、今回の春画のそれの構成になっています。

初期のころ、春画自体は自由に描かれていました。版刷で大量にばらまくのではなく、貴重な本として公家あたりの上流階級で使われていたものです。絵なり本なりは希少品ですからね。このあたりの時期には布に手色彩で描いてあるので、きれいではあるのですが一品ものですし、精細を欠いています。芸術品といえば芸術品だし、競合がいないといえばいないという状態ですね。これ4階の展示になります。

享保の改革があって、春画が弾圧されたのは、きれいな政治だったのか整然とした政治改革だったのかはわかりませんが、一方で公家なり武家階級を猥雑に描いた春画がそれを理由に発禁になったのではないかと私は考えています(なんかそういう話もあったような気がする)。絵を描く側からいえば、ちょうどいい侮蔑/反骨の仕方でもあったし、体制側からいえばそういうのを許しておく余裕はなかった時代ではなかったかと思われます。そういう訳で、一見おおぴらに開かれていた春画が、一遍して地下に潜るわけです。

で、地下に潜った場合にはアメリカの禁酒法時代と同じで、手に入らないからこそ高値で取引されます。高値だからこそこぞって絵師が手をつけるし、こぞって手をつけるからより手の込んだものが生まれるわけですね。西洋ジャポニズムの評価を待つまでもなく、ふつうの版画とは桁違いに手を尽くした版画が作られます。これが3階の展示ですね。

たくさんの絵師がかかわれば、単純なな春画では売れなくなってしまいます。何か趣向を凝らせないといけないわけで、そは閻魔大王の春画であったり、屋形船の春画であったり、ピーピングトム(のぞき見の小さなおじさん)の趣向であったり、蛸と美女であったり、するわけです。一方で同時期に妖怪画もあるわけで、カンブリア紀的に組み合わせが爆発するのがこの時期です。

そうこうしてるうちに、春画を描いている絵師は年老いてばたばたと死んでいく。幕末の戦乱に向かっていく、西洋に対抗するために清い日本を演出するため春画を無視していくという時代に突入します。絵師/彫師/擦師の家内手工業的な匠の技が失われたころに生まれたのが、2階展示にある豆版ですよね。戦地にもっていくお守り(かつ気晴らし)として小さな春画を持っていきます。水木しげる著の漫画にも出てきたような気もするのですが、まあそういうものが流行ったわけです。このあたり慰安所も同じかと。

そのあとに、現在のエロ漫画/エロ映像が続くのかどうかは分かりませんが、皆さまが知っている蛸と美女の絵を伝承する日本のエロ漫画業界においては、そういう精神も低音ではあるのかなと、期待したり期待しなかったりする訳です。

外骨と春画

宮武外骨が様々な新聞を発表していった背景には、彼の嗜好も多いに含まれていたと思いますが、多くはその批判精神が言動力です。官吏に盾ついたり、権力志向を揶揄したする中でミニコミ誌的な自費出版を続けています。単につむじまがりだったのかもしれませんし、なんらかの反骨精神があったのかもしれません。ただ、こういう人が歴史的にいるという事実自体が「社会の縁」にいるひとにとっては非常な安らぎになるんですよね。赤瀬川原平、南伸坊という系列で現在に至ります。

こういう変わったところを許容する社会が重要であって、なにかきな臭いときにはこの手の「許容」がなくなってきます。社会の縁を排除して、中央値に寄ろうという圧力がかかってくるわけです。

これをまともに取り扱うと、あれこれ馬鹿らしいことが起こるので(いや、斜めに扱ってもえらいことが起こってしまうのが常なのですがw)、外骨は春画の稀有な組み合わせの下流に猥雑なものを置きます。「猥雑風俗辞典」を紐解いたり、滑稽新聞を取り出したりすればいいのですが、このあたりの全方位的な批判精神(ともすれば、悪漢小僧的な揶揄でしかないかもしれませんが)が必要だったりします。どうせならば、楯の会のパロディのような極右翼から極左翼に一周/一蹴してしまうような「面白がり方」が必要ではないか、と思ったりするわけです。それはさておき、体制側が真面目に取り締まれば取り締まるほどばかばかしくなるような春画とパロディの組み合わせが面白味の境地です。そのあたりの面白味がなくて、なんぞ人生か、というところです。

早稲田の学祭から池袋へ

そんな訳で、つらつらと春画を見た後は(あまりに混んでいたので後日に平日に行きたいと思っています)、なぜか早稲田の学際(音楽祭?)っぽいもので、早稲田の地ビールを飲みながら、AKB もどきの予備軍を眺めつつ(一生懸命に応援する学生が3名ほど、追っかけ?)。同世代(2つ違い)と分かった闇嶽さんとは、10年以上の付き合い(ネット上だけではありますが)で、話の内容的には以心伝心、ネット上の話の素直に延長になります。それぞれの仕事振り、生活振りはさておき、と言いたいものの、「生活する」という点は一致するし、まあそういう世代なのかもしれません。ただ、本質的に「体制側万歳」にならないのが、性といいますか、そうじゃないから外骨に傾倒するわけですし、まあ、そんなところですよね。お互い爆死/憤死することは避けたいものです。

ひとり考えていたり、ツイッター上の情報を集めてみたり、あれこれと日本の行く末を考えてみたりすると、自分がなんぞ加担できることはないかと考えたりしますが、まずは目の前の「仕事」をきっちりとやるというのが自然な態度でしょう。なんか、遊んでいる人があれこれと意見を言ったり、意見がころころ変わる人が「絶対、大丈夫です。私を信じてください」と言ったりしてても、信用されませんよね。実例も実績もないのに、年収を語/騙ったり、超自然現象やらねつ造やらゴッドハンドやらスタップ細胞は絶対ありますやらと一緒なのですよ。うまく見えない場合は見えないなりに、自分で判断すればよいし、妄信/猛進するのではなくてちったあ自分の頭で考えた故の結果を自分の人生で責任を取ればそれで良しでしょう。そんなことをつらつら考えて、ビールを飲みつつ、最後はねむくなって居眠りしてしまいましたが(もうなんか、酒に弱くなって無理)、そういう時間を過ごしてまいりましたし、また、そういう時間も引き続き過ごしたいものです、という一日でありましたとさ。

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多数決という非民主的な暴力の裏

タイトルは「多数決という非民主的な暴力」と銘打ってみたけれど、それほどセンセーショナルなものにはしたくはないので、後で考え直そう…と思ったけど、このままで。

安保改正法案の発端から考えてはいたけれど、特にブログに書くことはありませんでした。私としては発端の違憲状態からの法案提出の時点で、成立してしまった場合かなりリスクがあることを懸念しているわけですが、それはさておき、ディベートの手順に従って議論の相手にエールを送るところから始めてみましょう。ちなみに、公聴会の翌日の参議院委員会の裁決のスタイルは時間稼ぎであれ法案を通そうとする強行採決であれ、あまりにも「雑」ではなかったかと思います。その雑さがあまりにも低俗なため低俗のまま議論しても始まらないし、将来を憂うのであればきちんとしてた論議のスタイルを守るのが必要ではないでしょうか。とは言え、デモを否定するわけでもなく、意味のないハンガーストを肯定するわけでもなく、違法逮捕を肯定するわけでもないのですが、賛否両論が意見を交わしている間は「平和」であることは確かなことです。そうそう、国会内で議員さまが殴り合いするのは彼らの権利だし仕事(パフォーマンスという意味で)なので、おおいにやってください。議会内は治外法権ですからね。

以下、エールを込めて、賛成案から考察していきます。

集団的自衛権を行使して平和を守るということ

政府与党から意見がもろもろありますが、それを通り過ごして民意として考えていきましょう。

集団的自衛権を行使して日本の平和を守ること、仮想敵国から自国を守る準備をすること、一国では対抗できないので陣営を組んで仮想敵国と対峙することは、何ら悪いことではありません。仮想敵国である中国・韓国の都合もあれば、東南アジアの先兵(地理的に日本が前面になる)という主張もあれば、アメリカ軍のバックを得るという利点もあります。そのためには、軍備を放棄する憲法のまま、軍備らしきものを装備せねばならず、さきゆきは改憲を見越して現時点の安保法案を通します。これは、尖閣諸島、竹島の問題を守ることでもあり、民主党政権で培ってしまった中国寄りの政治的判断を正常に(中立に)戻す意味もあります。

このために、自衛隊とアメリカ軍が組むときに(自衛権を発揮しなければいけないときに)、海外派兵なり物資供給なり再軍備なりをすることは国としての安全を保障するための急務です。いままで、多少足かせになってしまった憲法第9条の精神を尊重しつつ、日本の平和を守るという点で一国の軍備だけでは仮想敵国(中国と韓国)に対抗することはできず、話し合いによる外交を進めると同時に相応に対抗するための武力装備をしていきます。これからは、いままでの単純な「武力放棄」という架空な平和主義ではなく、現実的に対抗できる武力を以ってしてしか均衡を保つことができない現実解になります。

戦争を回避するための再軍備であり、とある未来の危機に対抗するための集団的自衛権の行使と安保改正による強化であるのですから、即戦争になることはありません。逆に言えば、いざ戦争になってしまったときに軍備も集団的自衛権も行使できない状態で日本の安全を確保することはできません。そういう不測の事態に対応するためにも、安保改正を成立させることが必要になります。

安保改正の反対するということ

これもプロ市民、韓国籍等もろもろありますが、平易な反対する理由を考えていきましょう。

第一に、憲法を勝手に「解釈」した上での安保法案は違憲であると考えます。立憲主義が立憲であるこということは、政府、閣僚、国会の多数に関係なく「憲法に従う」ことが重要です。憲法第9条の「放棄」に対しての意見は多々あるでしょうが(GHQの押しつけ、アメリカの都合など)、それを以ってして日本の平和が守らて来たことは事実です。それが仮初のものであったとしても。なので、そこの「解釈」を現時点の閣議を以って、勝手に決められては困る。自民党が圧勝したのは、民主党政治の反動もであり(あのぐだぐだ感は相当ひどい)、この「安保改正」を推進する意見ではない。

また、再軍備をしたとき、集団的自衛権を行使してアメリカ軍と組んだときには、日本では徴兵制が始まるのではないだろう?現実、社会保障(年金、介護、少子化)の問題が山積みしているところに、軍事費にお金を大量投入する意味があるのか。軍備を強化する前に、国力を保つことが大事ではあるし、大本が崩れてしまっては元も子もないのではないだろうか。中国と韓国の脅威は、確かにあるだろうけれども、これほど急がないといけない訳ではないだろう。まずは、外交からスタートしなければいけないし、経済制裁等、軍備ではない方法を模索するのが第一ではないだろうか。

憲法第9条を守ってきた日本の立場を崩さないためにも、急速に再軍備を進める必要はない。かつての戦争の道筋をまた繰り返すのだろうか。

両論あるということ

これを多数決で決めろというのが、無理でもあり。多数で決めたいというのが多数決という民主主義(と思われるもの)であったりする訳です。世論、デモ、マスコミ、新聞、ツイッターのリツイート数などを見ると、賛成が多いような気もするし、反対意見が強いような気もします。ただし、絶対的な真実としては、国会内の与党数が過半数を超えているということですね。ここだけは動かせない現実です。

じゃあ、「多数決という民主的な方法をとって、賛成を通せばいいんじゃないか」という意見もあるでしょうし、実際そういう意見はツイッターで多く見かけます。ただし、「多数決で決めること」が民主主義的ではないのは、絶対的な少数派が常に弱者の立場に追いやられてしまうことです。民主主義の基本(軍国主義や全体主義の対抗として)理念としては、民衆の総意を以って政治なり法案なりを決めていくことで、その議論は代議制によって行われます。代議制は民衆の代表であるから、多数であれば代議士が多く、少数であれば数は少ないでしょう。しかし、少数意見を捨てない方法が常に取られます。それは偽善かもしれませんが、ボランティア活動であったり、ユニバーサルデザインであったり、老人/女性/子供(あえて女性を入れます)への配慮であったりします。これらの弱者配慮というポリシーは、いわば「余裕」でもあります。逆に言えば、今、多数決で無理やり決めようとしているところには、とある「余裕」が無くなっているのでしょう。

何故、来年ではダメなのですか?

ま、レンホー語を借りれば「何故、来年の成立ではダメなのですか?」、「何故、憲法の改正をしてからではダメなのですか?」と聞きたいところですよね。中国・韓国の危機が迫っているという意見もありましょうが、中国経済が暴落等で減衰しつつあるし内部で手一杯でしょう、韓国は北朝鮮との緊張状態もあり竹島問題も放置しつつあります。尖閣諸島問題も放置されています。ガス田は掘り続けてはいますが。

シリアの問題もあり、ISISなどのテロ活動もあり、のんべんだらりとした平和主義を貫くには難しい状態にはなってきました。ならばこそ、それなりに準備をして「憲法を改正」した上で、現政権にて国民投票をした上で改正すれば良いでしょう。安保条約は、今年だけの問題ではないでしょう。ならば、今回のような強行採決を疑われるような場面を国会にて演じるのではなく、来期に持ち越してはどうでしょうか?

利得者がいる

既に、だいぶん透けて見えていると思いますが、利得者がいます。「余裕」があればこそ、来期でもよいし、年末でもよいわけですが、夏のおわり秋のはじめに決めなくてはいけない理由があります。基本的に、現A首相は胃弱なので強烈なストレスに耐えられません。逆に言えばストレスを掛ける相手には非常に弱く、なんらかの精神的ストレスを避けるように動き始めます。人間も動物なので、これらの行動原理は仕方がありません。個人的に強硬策ができるタイプでもない場合、何かの後ろ盾が必須です。

まあ、安保を破棄してしまうとアメリカに捨てられる日本という構図があり、日本は孤立してしまうのではないか、という恐怖があります。実際、孤立したときに中国・韓国に攻められるのか、東南アジアの各国から逆襲を受けるのかはさだかではありませんが(こわくてシミュレーションできないのではないか、という噂もあります)、この国際情勢でいきなり戦闘状態になるとしたら北朝鮮からのミサイルなので、それくらいを気を付ければよいでしょう。

そういう意味で、大国アメリカに寄りかかってしまっている日本ではありますが、アメリカから見れば中国・韓国への防壁としての日本ですよね。そういう立ち位置にいて、アメリカの防衛費の一部を日本が負担する(日本に負担させる)のは、アメリカとしてはまっとうな戦略かもしれません。日本としてはたまったものではありませんよね。そういう軍事費/防衛費の予算組が、今月末にアメリカであるのだから、関連がないとは言えないんじゃないでしょうか。

軍備を売る、武器を輸出するというのは、人道的にはどうあれ非常に儲かるものです。なぜかというと、軍備/武器自体は常に壊れることを前提としているので、常に新しいものを供給する必要あります。サイボーグ009にも死の商人が両陣営に武器を輸出して儲けるという話が何度も出てきます。不思議ですが、仮面ライダーのショッカーはこの方式はとらないんですよね。それはさておき、常に作る/壊れる/作るという循環があるがゆえに、兵器というものは生産として儲かるのです。なので、武器を輸出するという(壊れるものを輸出する)というのは是非ともやりたいことではあるんですよね。利得者が。

政治的な信条のあれこれの前に、経済界にべったりの政権があります。これは自民党が培ってきた族議員とか利権の話になります。民主党政権でも似たことをやったので、どっちもどっちです。また企業のほうも、自民党から民主党に乗り換えたり、再び自民党に乗り換えたりするので、法人税の減税もあわえて経済界にべったりなのは確かです。

そんな話を前提として

そんな話を前提として、わたくし的には、「憲法の改正手順を踏んで、憲法第9条を改正する」「その上でならば、自衛隊の軍化もありだろうし、検討の余地はある」というところです。徴兵制や軍事費や安保改正のあれこれは、これの先の話です。でもね、たぶんA首相にはこれができません。そういう話です。

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Raspberry Pi で Android を動かそう

10/3(土) の 第6回 Japan Xamarin User Group Conference 東京 – connpass のライトニングトークスネタ的に、Raspberry Pi で Android を動かしています。事例スペシャルだしLT枠の10分程度だし、当日はさくっと RPi2 で Android デモをしておしまいな感じ。Xamarin ですから、Visual Studio 2015 から Xamarin.Android を使ってデプロイ&デバッグぐらいなスタイルで行きます。普通は Android/iPhone のスマートフォンを使ってやる話ですから、異例といえば異例な気もしますが、実は、このネタ自体は、組み込みシステムのカンファレンスあたりから考えていたものです。

Android ボードというものがある

5月あたりに ホーム – 組込みシステム開発技術展 | ESEC があったわけですが、その中で Android ボードをいくつか見てきました。戦車なりロボットアームなりを動かそうとすると、Raspberry Pi に Rasbian(Linux) を入れて使うか、Arduino などを使った直接制御をするか、ってのが定番だと思います。そんな中で、以前は ARM で動く Java CPU だったり、Java の組み込みシステムという分野があって、そうなると色々見ているうちに Android の組み込みボードというのがありました。Android と言えば、スマートフォン/タブレットを使うのに特化したようなイメージがありますが、ノート PC に直接入れたって良いし(使い勝手はどうなのか知りませんが)、中身はれっきとした Linux なのだから、そのまま GPIO をつなげて制御ができたってよいのです。実際 ESEC では、組み込み Android ボードがあって、定番的には 5万円ぐらい、安いところで 2,3万円というものがありました。遊びにはちょっと高いものだし、そのままだと Android スマートフォンを買っても良い値段なぐらいで、どんなものかな、と思っていたのですが、その事例の中に Android IDE を使って GUI 部分と機器制御(券売機)を行っていた会社さんがありました。なるほど、GUI を組み合わせるのだったら、Android IDE みたいなのがいいですよね。ってことは、Xamarin.Android を使えば C# で書けるのではないか?と思ったわけですが、聞いてみるとグラフィック部分は外部ライブラリを使っていて、特殊な形で呼び出しているとのこと。うーむ、そうなると Android ボードを買っても動かない、

Banana Pi で Android が動く

さて、そうなると、ひょっとすると Raspberry Pi で Android を動かしているものがあるのではないかと調べてみると、一応、非常に遅いのですが Android が動くという噂を見つけました。なにやら、ややこしくてインストールも大変そうだし、Android 自体も 2.3 という古いバージョンだったので(BLEを使いたいので、4.4以降がいいのです)探すのをやめてみたのですが、Banana Pi – Product – LeMaker | The Open Source SBCs Community という Raspberry Pi 互換ボードがあるのを見つけました。 すでに手元に Raspberry Pi が 5台(!)もあるので、互換ボードであっても Linux が動くだけではつまらないのですが、Raspberry Piを模した「Banana Pi」が発売–中国の教育機関が開発 – ZDNet Japan の記事を見ると「Android 4.4」という単語がはいっています。なるほど、ならば買ってみて、Android を動かしてみよう、というのがスタートです。ちなみに Banana Pi の Android イメージは Banana Pi – LeMaker | The Open Source SBCs Community からダウンロードができます。

ちなみに、実際に動かすとこんな感じになります。WiFi, Bluetooth のドングルが認識しないので、有線LANでつないていますが、マウスを使ってアプリを動かすことができますね。左上に「ねこあつめ」のアイコンがあるのでわかるように Google Play からアプリをダウンロードできます。

手元の 5インチモニタで動かしてみたのですが、解像度の設定がうまくいかなくて場所がずれてしまっています。/boot/config.txt で解像度を変えられるはずなのですが、Android の場合はどうやるんでしょうね。

Resolutions supported by Android on Banana Pi – Android – LeMaker | The Open Source SBCs Community あたりで DragonFace program を使うようなことが書いてあるのですが、これはあとで調べてみます。

BerryBoot で Android を起動させる

Raspberry Pi というと公式の NOOBS をダウンロードして Raspbian を入れるのが定番だと思っていたのですが、一方でマルチーブートが使える BerryBoot v2.0 というのもがあるのを知りました。Raspberry Piで遊ぼう [No.23:BerryBootでRaspberry Piのマルチブートをやってみよう(SDカード作成)]:アシマネくんのほんわか日記:So-netブログ な記事を見ると、2013年頃からあるもので、その中に Android 4.4 のイメージをダウンロードできる項目があります。

じゃあ、やってみよう、ということで Android 4.4 を Raspberry Pi2 にインストールしたのがこれです。こっちのほうは、マルチブートの設定で config.txt を書き換えることができるので、解像度を 800×480 に設定しています。

config.txt の設定

hdmi_group=2
hdmi_mode=1
hdmi_mode=87
hdmi_cvt 800 480 60 6 0 0 0

hdmi_modeがダブって書かれているのですが、そのまま書いています。Raspberry Pi Config | Adafruit 5″ and 7″ 800×480 TFT HDMI Backpack | Adafruit Learning System 私が使っているモニタは Adafruit のものとは違うので完全に設定は同じではないのですが、互換はあるでしょう。タッチパネルなので、タッチもできるはずなのですが、こっちのほうはまだ動いていません。仕方がないのでマウスでアプリを起動させます。例によって、Wifi も Bluetooth のドングルも認識しないので、Android スマートフォン以下です。当初のもくてきの BLE も使えないので、なんともやりようがないのですが、そのあたりはもうちょっと頑張ってみる予定です。なんせ、Android 組み込みボードを買うと 3万円ぐらいするのに、この組み合わせだと Raspberry Pi2 が5千円ちょっと。5インチモニタや BLEドングルと合わせても1万円弱ぐらいで済みますからね。

Android スマートフォンで単体で動かすと GPIO 制御はできないし、BLE経由でロボットを動かすことになります。Raspberry Pi + Android だと、直接モーター制御とかができそうですよね。アプリ自体は Google Play に載せることも可能なので、なんかいいかもってな感じです(誰が注目するのか?というは謎ですが)。まあ、素直に Raspbian でやったほうが早いと思いますが(苦笑)

中身は Android なので、Xamarin.Android が使えます。後ろに見えているのが Visual Studio 2015 でデプロイ&デバッグができます。BerryBoot の Android は既に 5555 のデバッグポートで動いているらしく、adb connect <IPアドレス> でコネクトができます。バッテリは試しにスマートフォンの急速バッテリを使って動かしてみました。例によって、タッチパネル機能が動かない(ここももうちょっと頑張ってみる予定)ので、マウスで動かすというなんとも変な感じですが、モニタリングとしてはいけますよね。先日出た Raspberry Pi の公式タッチパネル Raspberry Pi:Raspberry Piにマルチタッチ対応の公式7インチタッチパネル – MONOist(モノイスト) を使うと動くのかどうかは謎です。$60 ということなので、手元のほうは半額。ただし、公式のほうは既に売り切れ状態なので、まあ手元のもの頑張るしかないわけですが。

Xamarin.Android のほうはもうちょっとデモっぽいものを作って持っていく予定です。できれば GPIO を制御するところまでやりたいのですが、時間的にそこまで行けるかどうか不明。途中に 9/26(土) Comm Tech Festival が挟まっているので。.NET のほうは、Windows IoT Core on Raspberry Pi ということで、戦車かサーボモーターで動くおもちゃの予定です。

と、Orange Pi に Android を入れる補記

書き忘れていたので追記しておきましょう。Orange Pi という Raspberry Pi 互換機があります。これが非常に安価で、Aliexpress で $15 だったりします。公式サイト を見るといくつかあり、私が手元に持っているのは Orange Pi Mini 2 です。それぞれ、どのような違いがあるのか一見してわかりませんが(苦笑)、ひとまず Mini 2 は WiFi なし版ですね。WiFi が乗っている Orange Pi Plus を買うほうがいいかもしれません。ちなみに $15 のほうは、Orange Pi PC ですね。USB が一個少ない(3つになってる)けど、これで十分でしょう。Android を入れて、モニタをくっつけて並列で動かしてみたいな、と思ったりしたのですが…Android に関しては、ちょっと手間取って躊躇しているところです。普通に Linux マシンとして動かすほうがよいでしょう。

Orange Pi のイメージは Orange Pi から適切な種類のものをダウンロードしていきます。このなかで Android の書き込みには、Win32DiskImager が使えなくて、PhoenixCard で書き込みをします。書き込みの手順は、Install Android OS image に従っていけばよいでしょう。

image

ここで、かなりはまったのですが、micro SDカードを差し込む場所は、PC に直差しにしたほうがよいです。最初、HUB を通して書き込んでいたのですが、書き込み時にエラーが頻発します。なぜか、SDカードリーダーの調子も悪くて、暫くは SD カード自体が壊れてしまったのかと思っていました。たぶん、書き込みスピードの問題もあるのでしょう。PhoenixCard を使う場合は、PC に直差しで書き込んでください。

その後、micro SD カードを Orange Pi で動かすと、こんな風に Android が起動できます。残念ながらモニタの解像度はあっていないらしく 5inch モニタでは動いていないのですが。

初期状態の Android は中国語になっているので、設定の言語で「日本語」を選びます。ちなみに、USB OTG インターフェースがあるので、Android に USB 接続して adb で、と思ったのですが認識しませんでした。仕方がないので、Xamarin.Android アプリは USB メモリ経由で送っています。これは、ボードの問題なのか、インストールした Android の問題なのかは不明です。

そんな訳で3機種(Raspberry/Banana/Orange)が動いたので、今度は Lemon Pi を買って試してみようかなと。もともと Banana Pi の購入目的が Android を動かすことだったので、Raspberry Pi 上で動けばそれで十分なんですけどね。Raspberry Pi 上の Android は GPU の関係は 800×480 の解像度でも結構遅いです。フルHD だと全然ダメなので、実用的に使うのであればもう少し画像回りのスピードがあがるボードじゃないと辛いと思っています。

 

 

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Windows IoT Core では Win2D が使えるよ

Unity, UE4 とグラフィック界の華やかな技術を使わずに(苦笑)、Windows IoT Core ではちまちまと DirectX を使う…のは結構大変なので、ひょっとしたら Win2D を使ってみたらそのまま使えるのでは?と思っていたら、使えました、の話です。下記は、Windows IoT Core on Raspberry Pi で Win2D の Effect のサンプルを動かしているところです。ディスプレイは先日買った5インチのHDMI接続のディスプレイ。通常の PC で動かすよりは遅くなりますが、まあ静止画とか、ちょっとしたエフェクトをかける程度ならばこれで十分動きます。

https://pbs.twimg.com/media/COJk5joUAAA67VG.jpg

Win2D とは何か?

単純に言えば、ストアアプリ用のDirectXラッパーなのですが、Windows 10 のユニバーサルアプリに対応したものを使うと、PC/Mobile/IoT と同じものを使うことができます。

多分、PC/Mobile は、そのまま動くのでしょうが、IoT の場合はすべてが動くかどうかは解りません。Microsoft/Win2D にあるサンプルを ARM でコンパイルするとリモートマシンへの配置ができなくて、Raspberry Pi に配置ができないのです。

NuGet で取得する

中身のコードとサンプルは Microsoft/Win2D にありますが、Visual Studio 2015 からは NuGet を通してダウンロードができます。

image

以前の「Wi2D」のほうは、古いバージョンになるので、

  • Windows 8.1 の場合は、Win2D.win81
  • Windows 10 の場合は、Win2D.uwp

で使い分けます。

Hello World を書く

Hello World を書くのは非常に簡単です。XAMLに CanvasControl を貼り付けて、Draw イベント時に描画を行います。これは通常の Win2D と同じ書き方でいけます。

■XAMLのコード

<Page
    x:Class="Win2DSample.MainPage"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:local="using:Win2DSample"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    xmlns:canvas="using:Microsoft.Graphics.Canvas.UI.Xaml"
    mc:Ignorable="d">

    <Grid Background="{ThemeResource ApplicationPageBackgroundThemeBrush}">
        <canvas:CanvasControl x:Name="canvasControl" ClearColor="CornflowerBlue" />
    </Grid>
</Page>

■Drawイベント

namespace Win2DSample
{
    /// <summary>
    /// それ自体で使用できる空白ページまたはフレーム内に移動できる空白ページ。
    /// </summary>
    public sealed partial class MainPage : Page
    {
        public MainPage()
        {
            this.InitializeComponent();
            this.canvasControl.Draw += CanvasControl_Draw;
        }

        private void CanvasControl_Draw(CanvasControl sender, CanvasDrawEventArgs args)
        {
            args.DrawingSession.DrawEllipse(155, 115, 80, 30, Colors.Black, 3);
            args.DrawingSession.DrawText("Hello, world!", 100, 100, Colors.Yellow);
        }
    }
}

実行すると、こんな風に楕円と「Hello World」が表示されます。

https://pbs.twimg.com/media/COJoHlyUwAAHMdC.jpg

Effect を移植してみる

Win2D のサンプルにある EffectsExample をコピペして移植します。これも Hello World と同じように XAML に CanvasControl を貼り付けて Draw イベントで各種の描画をします。

うまくビルドが通ると、Raspberry Piにアプリを転送させてエフェクトの画面を描画することができます。

https://pbs.twimg.com/media/COJk5joUAAA67VG.jpg

移植したときのサンプルコードは、github からダウンロードできます。

Win2DSample

からダウンロードができます

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ドールショウで茉莉花を観てきました

思い立ったら吉日ということで、ドールショウに行ってきました。

ドールショウ公式HP
http://www.dollshow.net/

ドールというか人形というか、手元には四谷シモン球体人形の画集があるぐらいで、この手のもとは遠く離れているのですが、まじかる☆マリオネット開発日誌 の茉莉花が直接見れるのであれば、実際に見てみたいということで浜松町へGo.

https://pbs.twimg.com/media/COMWceaVAAA0SZA.jpg

音声認識でモーションを付けて動きます。かつ、自立して、腰を曲げた挨拶をしても倒れないロボット(ドール)です。

以前、梨甘さんの

 

というジャンル?があって戦う二足歩行ロボットとも踊るロボットとも違う道筋があることがわかって、つい最近、みさいるさんが

 

等身大初音ミク2号機(ロボット)完成しました!: メカニカルガール を完成したこともあって、自分も駆動系をきちんとやろうと思っているところです。二足歩行ロボットのほうはサーボーモータ絡みで(価格的に)ちょっと量産が効かなそうなので、依然としてキャタピラ、ブラシモーター/ステッピング絡みになる予定なのですが、そこはほれ量産ということで、Raspberry Pi & タミヤのギアーボックスとキャタピラの組み合わせで一気に5台作ります。

1台だと自前でコントロールするだけになるし自律にしても動くだけですが、2台になると対向することで通信が発生し、3台になると相手が複数になるわけで、そうなると5台ぐらいあると通信がメッシュになって面白味がでそうですよね、という予定。このあたりは1台だけカスタムにして主導させるとか、従属関係を持たせるとか、アシモフの「我はロボット」あたりの矛盾っぽいものが出てくればと考えています。そう、Google の自動制御の車でとまった自転車を認識できない話は、そのあたりの微妙な判断がセンシティブに効きすぎているところもある(ただし、安全面から考えれば人にぶつかる可能性が少しでもあれば止まり続けるというフェールセーフな働きが重要)のでしょう。そういう予期しないものを実際に試してみたいですね。

そうそう、話していて駆動系の場合には肘や肩などの動く部分のケーブルに負担がかかるのと、コネクタ部分に引張り応力が掛かるのに要注意ですね。このあたり、保持するようにケーブルを止めるのと、配線自体を切り替え可能にしておくのはメンテナンス上、重要ですね。私の場合、基本は子供に投げらても大丈夫なぐらいの丈夫さは保っておきたいので、外観とか立ち上げの簡便さも含めて考えていかないと、ということで。

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サイプレス社エナジー ハーベスティングのワークショップに行ってきたよ

たまたまツイッターでタイムラインに流れてきた

に行ってきました。

川崎はちょっと家から遠くて急遽午後の部にしてもらって、てくてくと1時間半かけて電車で行きました。

Energy Harvesting PMICs
http://www.spansion.com/products/analog/energy-harvesting-pmics/Pages/pmic-eh.aspx

Solar-Powered IoT Device Kit | Cypress
http://www.cypress.com/documentation/development-kitsboards/solar-powered-iot-device-kit

どんなボード?

簡単に言うと、センサーの類とBLEをソーラーパネルの電力で賄って通知する、というボードです。他のボードと違うのは、供給するのはソーラーパネルに限らず熱伝導や振動を使った「比較的不安定な電力供給源」をサポートしているところです。蓄電器にためて置いたり、ボタン電池を使うのではなくて(使うこともできるけど)、ソーラーモジュールから低い電流を内蔵のセラミック容量(100uF)にため込んで、間欠的に温度センサーなどを読み取ってBLEで通知できます。ってのがミソ。確かに、ボタン電池でも1年以上持つけど、しばらく置いておくと電池は無くなるわけだし、ビーコンのように置きっぱなしの場合にはいつ電池が切れたかわかりづらいという点もあって、そうなるとソーラーパネルを利用して蛍光灯レベルのでの低い電流でもセンサーが動いてBLEが通知し続けることができる、っては需要が多そうだなというところです。その分、工夫が必要なんですが。

ワークショップなので、こんなデベロッパーキットを使って手を使って実験しました。

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PMIC(Energy Harvesting Power Management IC)が載せてあるボードに、ソーラーモジュールをくっつけて、あちこちに持って行くと、電波強度/温度/湿度センサーが動きます。

ソーラーパネルを使う

諸々のドライバーのインストールがあるのですが、こんな風に小さなソーラーパネルから給電して、PC側でBLE通知を受けることができます。

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Windows デスクトップのサンプルアプリが付いていて、電波強度≒センサーとの距離、温度/湿度を取得できます。

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電力消費を計算する

このワークショップで面白いところは、実際にテスターとオシロスコープを使って電力消費量を計算するところです。ソーラーパネルでは5.5V程度の電流が流れるのですが、電流のほうは70uA程度しか流れない。オンボードのセラミック容量コンデンサ(100uF)を使って一時的ため込むわけですが、あまり連続して湿度/温度センサーから読み取りしてしまうと、BLE通知をするための電力が足りなくなるという現象が発生するんです。このため、「待ち」の部分を長くしないといけないし、実際には湿度センサー読み取りと温度センサー読み取りの間も時間を置かないと給電ができない、という仕組みを学んでいきます。

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オシロスコープって初めて使ったのですが、ああなるほど、こういう風に使って計算するのかという実地が解かりました。

手元でキャプチャをするのは、ひとつのセンサーしかないのですが、会場では30名ぐらいの講習のセンサーを一気に取得できるというデモもありました。温度/湿度センサーはI2C通信しているそうなので、加速度センサーも積むと(GPIO経由で接続できる?)と傾きとかもとれるかも。ボタン電池ではないため、常時供給のように頻繁に送信することはできません。実際、BLE対応なので用途的にも10秒間隔とか比較的長い間隔で通知を飛ばすことになります。あとは「待ち」の部分をうまく調節するとか、外部コンデンサを積んで容量を増やして蓄電させるっていう方法になりますね。

USB-BLE Bridge は必須?

BLE Smartなのだから、iPhoneから BLExplr を使った接続できるのでは、と思ったので試してみました。

埋め込み画像への固定リンク

電波強度だけ取れているような取れていないような、ビーコン要素だけならばこれでできそうな感じ。温度/湿度センサーの読み取り関係は、Bridge が必要なのかな。このあたりは、別途調べるか、問い合わせしてみましょう。

そんなわけで、ポータブルなオシロスコープが便利だったので、購入欲が再燃中。

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C++/CLI と C# ライブラリを混在させるときの構成マネージャ

とあるプロジェクトで C++/CLI と C# ライブラリを混在させたときの構成マネージャの記録を残しておきます。ライブラリのほうは、既存のC/C++ライブラリを想定して、それをC#から使いやすいようにラップします。まあ、C#から直接C言語のDLLを呼び出すことは可能なのですが、後々のメンテナンスを考えると、インポート文の羅列はちょっと避けておきたい。C++/CLI を記述するにしても、これもメンテナンスが大変(C++/CLIを知っている人が少ない)なことを考えれば、ある程度C#で書ける部分を多くしておくほうがよいでしょう、という発想で構成を作ってあります。

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この構成が妙に複雑なのは、デスクトップアプリ側にサービスとしてC/C++のDLLを利用する部分が存在し、これをストアアプリからローカルHTTPで利用しようとするスタイルのためです。ストアアプリではWin2Dを使っていますが、これがDirectXになると、C++/CXまで参戦するという大混乱状態になりますね…な感じです。

上記のプラットフォームを見ると、x86, Win32, Any CPUが混在していますが、これでokです。プラットフォーム名を「x86」などに揃えようとしたのですが無理でした。ビルドするたびに「構築されているプロジェクトのプロセッサ アーキテクチャ “MSIL” と~」という警告がでますが無視して大丈夫です。

嵌りどころとしては、C++/CLIのプロジェクトを追加したり、ストアアプリのC#プロジェクトを新規に追加したときには、「ビルド」のチェックが外れているということです。参照設定などでプロジェクト参照をしてれば自動的にビルドの順序は設定されるのですが、プラットフォームが異なるせいか、このビルドのチェックが外れたままになっています。C++/CLI と C# デスクトップアプリ、C#ストアアプリを混在させるときは、ここのプラットフォームを選択した後でビルドにチェックをいれておきます。これによってソリューションからリビルドしたときに、普通の C# プロジェクトのように依存関係を見てすべてリビルドされます。そうしないと、ビルドされないまま残った DLL があったりして、正しくビルドができません。

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参照設定としてややこしかったのは、デスクトップとストアアプリ間のデータを共有するために、C#で作成したPCLを利用するということです。このPCLをシリアライズ/デシリアライズすることで、データ通信を楽にしています。.NETリモートはストアアプリでは使えない(マーシャリングが使えない?)ので、自前でシリアライズする訳ですね。シリアライズ自体は、DataContractSerializerを使っているだけなので難しくはありません。その分データ量が多くなってしまうのですが、まあ、ローカルで通信する分には問題はないでしょう。

これがさっくりと実機で動くかというと、そうでもなくて、

  • VC++ 2013 用の再配布可能パッケージをインストール(msvcp120.dll、msvcr120.dll)
  • netsh でのポート設定
  • 依存するDLLの配置

を適切にやらないとうまく通りません。そういう意味ではオールC#で書いておくと、そのあたりの懸念点は減るのですが…、まあ既存のC/C++のDLL呼び出しのときは、C++/CLIを使いたいところですよね、ってことで、メモ書き的に。

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Windows フィードバックで英語版フィードバックを見る方法

木澤(@tkrx178)さんの

 

確かに、Twitterに文句を垂れるだけでは駄目ですよね。プレビュー版では、いくつか不具合情報を送ったりしていたのですが、Windows 10 でもフィードバックを送りましょう。ってことで、改めて開いてみたのですが…、あれ?このフィードバックって数が少なくありませんか?日本語だけでフィードバックされている訳ではなくて、英語のフィードバックは何処に?(実は、これを見たときには Windows IoT Core の日本語フィードバックは0件だったんですよね。今では2件入ってます)。

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日本語フィードバックを米国MSの中の人が見ているのか見てないのかは別として、英語圏ではどのようなフィードバックが送られているのかが気になるところです。どうやったら見れるのか?ってのが気になってあれこれ探していたらいい方法を見つけました。

英語版OSを使う

正攻法としては、Windows 10 の英語版を使う方法です。US 版だから、US の Windows フィードバックが開かれるのは当たり前。

と思って昨夜やっていたのですが、今朝みるとなぜか英語OSの中で日本語フィードバックを呼び出しているんですよ。あれ?Windowsアカウントが日本語だから、英語OSなのに日本語になってしまった?

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と思ったら、右下のキーボードが「日本語」になっているんですよ。

キーボードを英語キーボードに変える

実は、業務の都合があって私のPCには、日本語キーボードとUSキーボードの両方のドライバが入っています。「言語設定」を開いて、English が追加してあるのです。

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言語設定(キーボード)は、タスクバーの右下にある「J」のアイコンで切り替えができます。通常は Microsoft IME を動かしていると思うので、これを ENG にすれば ok です。

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そうすると、日本語キーボード(Microsoft IME)の場合は日本語の表示だったものが、

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英語キーボードに切り替えると、英語圏のフィードバックになります。

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フィードバックの数自体が変わっているのが解りますよね。再検索(別の項目をクリックするなど)すると、英語/日本語が切り替わるので、どうやら POST するときの言語設定をキーボード設定から取ってきているようです。Windows フィードバック自体は、ストアアプリ(Universal アプリ)で作られているので、ストアアプリの設定自体が OS 自体の言語設定じゃなくて、キーボード設定からとってきているのかもしれません。ちょっとここら辺は解らず。

ちなみに、Windows フィードバックアプリ自身に対するフィードバックを送るカテゴリもあります。「アプリ」→「Windows フィードバックアプリ」に送れば、フィードバック自体も改善されるかもしれませんね。

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これは、日本語で送ったものなのですが、後で英語に訳して英語キーボードに切り替えて送ってみようと思います。

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英語キーボードにして送ると、英語OSの Windows Feedback で検索できるようになりました。どうやら、直接米国MSに伝えたい内容は、

  1. Windows フィードバックを立ち上げる
  2. US キーボードに切り替える
  3. フィードバックを送信する。

という手順で送ると、米国MSから見えやすい状態になりそうですね。

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祝!Windows 10 IoT Core 正式リリース、そして TI SensorTag が動くまで

MS太田さんのつぶやきに Windows IoT Core だと BLE 使って簡単に Azure に、という話があって、でもなー、現状の Windows IoT Core on Raspberry Pi って Bluetooth のドングルが付いてなくて…と思っていて、念のためサイトを調べ直したら、リリースノート

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な感じで書いてあるじゃないですか!!! 確か1か月前のリリースをつい先日見たときにはなかったはずで、となるとひょっとしてバージョンアップしたのでは?と思ってダウンロードしてみれば。おお、バージョンが変わっている。しかも、よくよく見れば「Windows 10 IoT Core Public Release」になっている訳だから正式版ってことですよね。ダウンロードして、RPi2 上で動かしてみれば、バージョンは 10.0.10240。これは、PC 版のバージョンと同じ。ってことは、7/29 に同時リリースしてたッ!!! ってことですね。なんというか、もうちょっと知らせてくれればいいのに(ひょっとすると Windows Dev Center のメールにはあったかもしれない)、あれだけ Build 2015 でやっていた訳ですから、もうちょっと宣伝しても良いのではないかと。

そんな訳で、晴れて正式版になった Windows 10 IoT Core を使ってみましょう、ってことでざっくりと。

SD カードは Windows 8.1 でも作れる

最初のプレビュー版では、SD カードへの焼き込みは Windows 10 からでしかできなくて、VMWare を使ったり Mac から焼きこんだりしていた訳ですが、正式版では(正確には1か月前のプレビュー版も可能)、Windows 8.1 からも SD カードへの焼き込みができます。

Windows IoT – Setup your Raspberry Pi 2
http://ms-iot.github.io/content/en-US/win10/SetupRPI.htm

上記にある通り、DVD イメージの iso ファイルをダウンロードしてインストールを済ませると、こんな風なインストールツールが使えるようになります。

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これを使って flash.ffu ファイルを SD カードに焼き込めば ok です。Windows 10 IoT Core Build 10240について | WIAA さんのところも合わせて参考にしてください。

サンプルは github/ms-iot/samples にある

色々試してみるときに、さっくりとコードがあるとよいので(ピン配置とかが固有なので、それのあたりは見ないと駄目なんですが)、https://github.com/ms-iot/samples からサンプルコードをダウンロードしておきます。

Windows IoT – Start Coding
http://ms-iot.github.io/content/en-US/win10/StartCoding.htm

ここに動かせるものがあるので、これを Visual Studio 2015 でビルドして RPi 上で動かします。デバッグ実行するときに、

  • ターゲットを「ARM」に変更する。
  • リモートコンピュータで、認証を「なし」に変更しておく

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ことを忘れなければ大丈夫です。

WiFi, Bluetooth, 無線マウスが(制限付き)で使える

USB の有線マウスは、ほぼどんなマウスでも大丈夫です。無線マウスは、手元の Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500 がうまく動きました。ただし、Bluetooth と無線マウスを同時に差し込むと、電圧の関係で動作が不安定になるので、どちらかという感じですね。

WiFi ドングルは使える、ということになっていますが、正式サポートでは Raspberry Pi のオフィシャル WiFi ドングルのみです。Windows IoT – Using WiFi on your Windows 10 IoT Core device. 手元にある、Buffalo の WLI-UC-GNM は駄目でした。

Bluetooth ドングルは Windows IoT – Bluetooth Support の中では、Orico のドングル(アメリカだと安いらしい)のみサポートなのですが、手元にある Buffalo の BT ドングルで動きました。おそらくチップが「CSR8510 A10」であれば動くような気がします。

BLE のサンプルを動かす

Windows IoT – BLE GATT Sample – Code
http://ms-iot.github.io/content/en-US/win10/samples/BLEGatt2.htm

で紹介されている TI SensorTag を試しています。SensorTag は Bluetooth Low Energy で接続するのと、加速度センサーや温度センサーが付いて実験的に使えます。以前買ったもので、大体 5,000円位です。いまだと、Blue Ninja とか、konashi 2.0 あたりを使えばよいでしょう。

 

サンプルを動かすときに、Windows IoT Core 側に設定が必要です。あらかじめ、Bluetooth ドングルと SensorTag をペアリングしておきます。

このペアリングツール、PowerShell 上では使えなくて、なぜか SSH 上で使います。入力パイプのところが変なだけなので、PowerShell 用には…というか、通常のコマンドライン用に切り替えることはできるかなと。Tera Term で接続しようとしたのですが、なぜか10秒位で切れてしまうので、素直に Putty を使ってください。

SensorTag は BLE なので、「C」で BLE のほうに切り替えてから「P」でペアリングをします。ピンコードを入力すればokです。

Pairing Tool 1

Visual Studio 2015 からビルドをして、リモートコンピュータで実行すると、こんな風に画面に Sensor タグから取得した結果を表示します。

色々繋がってしまうので(特に有線LAN)、いまひとつ組み込みシステムの恩恵が感じられませんが(苦笑)、まあ、ディスプレイを7インチの小さなものを使ってみたり、LAN は外してしまって Bluetooth 経由でデータのやり取りを行えば、結構モバイル的に使えるでしょう。BLE だけでなく、通常の Bluetooth が使えるので PC と直接つなげることもできます。

PC から Windows IoT Core にペアリングする。

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ちなみに、アプリ自体はユニバーサルアプリになっているので、デプロイ先をローカルコンピュータにして x64 あたりでビルドすれば、普通の PC でもそのまま動きます。なので、GPIO のような制御がない場合であれば、一度 PC で実験しておいて、その後に ARM でビルドをして Windows IoT Core のほうで使うということが可能ですね。

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そんなわけで、再びロボットアームを動かすところを、後日。

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Windows 10にアップデートしたらHyper-Vのネットワークが効かなくなった場合

ほぼ、自分限定かもしれないけど、トラブルシューティング的に残しておきます。

現象

  • Windows 8.1 から Windows 10 にアップグレード
  • Hyper-V のゲストOSから接続できていたネットワークが繋がらなくなる。

原因

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Hyper-V からは、Hyper-V Extensible Virtual Switch を通してホストOSのネットワークにつながっているのですが、もともとできていたネットワークアダプタ(「イーサネット6(無効)」と書いてあるもの)が、有効にできなくなってしまいました。有効にできない(削除もできない)のは妙な感じがするのですが、まあ、別なアダプターを作ってそっちに切り替えてやれば ok です。

最初は元のネットワークが有効にならなくて、あれこれ弄っていたいのですが、新しく作って切り替えた対処のほうが簡単そうです。

ちなみに、今の PC にはネットワークボードが2本差しになっていて、その一方しか使っていない、というのがトラブルの元っぽいです。何故か、ケーブルの繋がっていないほうに対して優先してつなげようとするので、ケーブルが繋がっていない「イーサネット4(未使用)」のほうは「無効」にしておきました。

対処

仮想ネットワークを構成する
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/Cc816585(v=WS.10).aspx

を参考にして Hyper-V の仮想ネットワークを再構成します。若干文言が異なる(「仮想ネットワーク マネージャ」ではなく「仮想スイッチマネージャ」など)ので、ちょっと注意が必要です。

Hyper-V マネージャを開いて、「ホストOS」→「仮想スイッチマネージャ」をクリック。

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「新しい仮想ネットワークスイッチ」を選択して「外部」で仮想スイッチを作る。名前は適当に変えておくのがベターです。

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ゲストOS(仮想マシン)のほうで、設定を選択肢て、ハードウェアの追加で「ネットワークアダプター」を選択

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仮想スイッチを、先に作ったスイッチを選択して、適用すれえばよい。

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これで、ゲストOSのほうから直接ネットワークにつなげることができます。

もとの動かなくなったアダプターが気持ち悪いのですが、まあ、ネットワークが復旧できたのでひとまずこれでok。

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